阪神は来年のドラフト上位候補にも名が挙がる、倉敷商の引地秀一郎投手に注目していることが分かった。
ドラフト会議翌日に視察
今年のドラフト会議の翌日となる10月27日に行われた倉敷商vs盈進の試合に、阪神、オリックスなどのスカウトが来年のドラフト候補を視察していた。倉敷商の引地秀一郎投手は186cmの上背があり最速151キロを記録する投手で、来年の注目投手の一人。
中学時代に軟式で137キロを記録し全国準優勝、倉敷商に進むと1年夏からベンチ入りし、準々決勝で146キロを記録して驚かせると、今年9月の練習試合では151キロを記録した。阪神・山本スカウトは「上半身で投げている今のフォームで、あれだけのボールを投げられるからこれからが楽しみ。体は大きくて強そうだし、一冬を越えて下半身の使い方を覚えれば、もっと球速が出る」と評価を口にしている。
その日の盈進戦で敗れ、残念ながらセンバツで引地投手の姿を見るのは難しい状況だが、来年春にはさらに成長した姿を見せてくれそうで、「変化球も混ぜるけど、直球で押していきたい。豪快さがあって、誰も手が付けられない投手になって、チームを勝たせられるようになりたい」と話した。
下を使えるようになればさらに低めへ伸びる球の投げられるようになりそうで、大型右腕は将来性の高さ、スケールの大きさも評価され、来年のドラフト会議では上位での指名もありそうだ。
持ち球はスライダー、カーブ、フォーク。最大の武器である直球には、強いこだわりを持つ。森光監督からは「日本で一番速いボールを投げられるようになれ」と言われており、球速、キレを含めて世代ナンバー1の直球を目指している。
「変化球も混ぜるけど、直球で押していきたい。豪快さがあって、誰も手が付けられない投手になって、チームを勝たせられるようになりたい」
コメント