未来沖縄・宜保翔投手が5回無失点、マルチヒットに8球団スカウト高評価

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夏の高校野球沖縄大会ではプロ注目の未来沖縄・宜保翔投手が登場し、国内8球団にMLBスカウトも訪れて熱視線を送った。

二刀流

宜保翔投手は174cm68kgと体は大きくないものの、普段はショートとしてプレーし、今年春は投手としても活躍して147キロを記録し、春の沖縄大会で優勝、九州大会でベスト4入りに貢献した。

この日は昨年秋と今年春にベスト8入りした沖縄工が相手で、宜保投手は4番投手で出場すると、投げては5回を投げて3安打無失点、球速は144キロを記録した。また打撃では2安打を記録し、5回には三盗も決めるなど足も見せた。

遊撃手として強肩に俊敏なプレーを見せていたが、この冬に体力測定を行ったときに141キロを記録し、エースが故障していたこともあり投手として本格的に投げ始めた。そこから投手としても急成長を見せている。

プロスカウトはショートで注目

この日は横浜DeNA、中日、日本ハム、千葉ロッテ、阪神など国内8球団、またMLBのスカウトも姿を見せた。スカウトのコメントを以下にまとめる。

○北海道日本ハム・大渕隆スカウト部長:「運動能力が高い。足もあるし、バランスがいい。」
○北海道日本ハム・原田スカウト:「野手として見ているが投手でもうまい。打ってもいいね。野球のセンスがある。潜在能力があり将来が楽しみ。」

○横浜DeNA・吉田孝司スカウト部長:「バッティングが柔らかい。ゆっくりと間を取ってボールを見ることができる。」
○横浜DeNA・稲嶺スカウト:「足肩がそろい、これから体を鍛えれば楽しみ。遊撃手としてみているがセンスがある。身体能力が高く、ボディーバランスがいい」

○千葉ロッテ・永野チーフスカウト:「体に力がある。西武の栗山のように軸足に体重を乗せて待てる。身体能力が高い」

○阪神・田中スカウト:「タイミングを取るのがうまい。体に力がつけば面白い」

○中日・三瀬スカウト:「上でやるチャンスは十分あると思う。遊撃手として評価しているが、投手の能力も高く面白い存在」

ほとんどのスカウトが遊撃手として評価をしており、プロでは強肩のショートとして育てられていきそうだ。それでも投手としても伸び盛りで、これからの投球次第で二刀流の声も高まっていくかもしれない。

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投手では、この日最速144キロの直球と、リリースポイントを変えて投げる4種類のスライダーで5回3安打無失点。打撃では三回2死一塁で得点につながる左前打を放った。

 バレーボールの国体選手だった両親のセンスを受け継ぐ。1月に行われた沖縄県の高校球児による競技会では、立ち三段跳びで8メートル87を記録し連覇。投打でバネを感じさせるプレーを見せる。

1メートル74、68キロの細身の体には無限の可能性が詰まっている。沖縄県野球部対抗陸上競技会では、立ち三段跳びで2年連続優勝(ベスト記録は8メートル87)、遠投は116メートル。昨年12月から投手に本格的に取り組むと、すぐに頭角を現した。

 本来のスリークオーターだけではなく、時にはサイドからも右腕を振る。自己最速147キロの速球と、計4種類のスライダー系変化球を駆使する器用さも備える。さらに左打席から広角に打ち分け、通算8本塁打のパワーも誇る。

この日は、日米8球団のスカウトが視察する中、最速144キロを計測するなど5回3安打無失点、打っても2安打。「投げるのも打つのも好き。野球が好き」という宜保を中心にした未来沖縄ナインが、沖縄の高校野球の勢力図を一気に書き換える。

▼日本ハム・大渕隆スカウト部長 運動能力が高い。足もあるし、バランスがいい。

 ▼DeNA・吉田孝司スカウト部長 バッティングが柔らかい。ゆっくりと間を取ってボールを見ることができる。

 ▼ロッテ・永野吉成チーフスカウト 西武の栗山のように軸足に体重を乗せて待てる。

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