2018甲子園に届かなかった注目野手たち

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残念ながら最後の夏の甲子園に出場できずに敗れ去った選手たち、今日は野手の選手を振り返ります。

注目の5人

早稲田実の野村大樹選手は、昨年秋に捕手に転向してからホームランのペースは落ちていたものの、今年春に再びペースを上げていた。今夏は3回戦で4打数1安打だったが、4回戦の八王子選では2本塁打を放つなど5打数4安打4打点を挙げて調子を上げた。しかし、この試合に1点差で敗れて涙をのんだ。チャンスに強く、レフトにはいつでもホームランを打てるような選手で、今後の進路が注目される。

健大高崎の山下航汰選手は、昨年夏の群馬大会で5試合連続ホームランを放っていた。今年は対外試合禁止からの解禁でぶっつけ本番で、また1番で出場をする。序盤にヒットを量産し、3回戦にはホームランも放ったが、準決勝、決勝では当たりが少なかった。ホームランも1本どまりだった。

明秀日立の増田陸選手は、この夏までに東日本NO.1遊撃手という評価をもらうまでになっていた。今大会も2回戦で1本塁打に3打数3安打4打点、3回戦も3打数3安打でスタートしたものの、準々決勝で土浦日大に敗れた。それでも意地のホームランを打っている。

東海大相模の森下翔太選手は、今大会は2回戦、3回戦で2番を打ちヒットを量産した。門馬監督は2番でも強打を期待したがやや小さくなっていたため、4回戦には3番に入るとホームランなど3打点の活躍を見せ、準々決勝の相模原戦では9回に値千金の同点2ランホームランを打った。決勝では慶応の生井投手にインコースをうまく使われ1安打2三振に終わった。センバツは状態が良くなかったが、この夏はしっかりとホームランも見せてくれた。

天理の太田椋選手は抜群の守備で注目されていたが、この夏は2回戦でレフトの場外に消えるホームラン、準々決勝では逆方向へのホームランを放ち、打撃での評価を大きく上げた。小園選手、根尾選手と関西遊撃手3羽ガラスとして注目されているが、二人が出場する甲子園で見られないのは非常に残念。

スラッガー

弘前東の桜庭佑希也選手は昨年秋に3本塁打を記録すると、今年もホームランを量産し40本を超していた。今大会は3回戦まで2試合で6打数3安打4打点と活躍したが、準々決勝ではノーヒットに抑えられ、ホームランはなかった。健大高崎の高山遼太郎選手は今夏は3回戦までで3試合連続ホームランで4本塁打を放ち、高校通算46本までホームランを伸ばした。その後はホームランはなかったものの4番バッターとしてチームに安定感を与えていた。

専大松戸の今里凌選手も注目スラッガーだったが、Aシードで臨んだ千葉大会で初戦で敗退、2打数ノーヒット3四球で夏を終えた。星槎国際湘南の松下壮悟選手はスラッガーとして注目され、今大会も4番として横浜商戦で貴重な打点を挙げて勝ち上がり、、準決勝の横浜高戦では先制の3ランホームランを放ち王者を慌てさせた。高校通算47本としている。

日本航空石川の上田優弥選手は、昨年秋、今年春と全国屈指の強打と言われた日本航空石川を引っ張ってきた。この夏も初戦の2回戦で4打数3安打3打点と暴れたものの、チームは3-5で敗れまさかの初戦敗退だった。中京大中京の沢井廉選手は愛知を代表するスラッガーとして注目され、今大会も4番として18打数7安打6打点と仕事をしたが準々決勝で敗れた。ホームランは無かった。

神戸国際大付の谷口嘉紀選手も昨年の甲子園からパワーを見せており、今大会も3回戦で3打数3安打など4番の仕事をしていたが、多くは四死球で勝負を避けられた。準決勝で報徳学園に敗れ、ホームランはなかった。市立和歌山の吉田龍生選手は逆方向への大きな当たりを見せ、智弁和歌山を追い詰めた。履正社の白瀧惠太選手は、汎愛戦でホームランを放つなど4番として打点を挙げたが、準決勝の大阪桐蔭戦で4打数ノーヒットだった。

瀬戸内の門叶直己選手は1回戦でホームランを放ったもののその後4試合はホームランが無かった。生光学園の湯浅麗斗選手は187cmの大型スラッガーで今大会前は不調だったが、今大会は決勝まで11安打12打点で1本塁打と打撃でアピールした。明徳の谷合悠斗選手は今大会、高知高戦で1本塁打も決勝では4打数ノーヒットに抑えられるなど苦しんだ。

福岡大大濠の樺嶋竜太郎選手は昨年のセンバツに2本塁打を放っている。今大会は1番バッターとして13打数8安打5打点の活躍を見せた。波佐見の内野裕太選手は2回戦、3回戦でノーヒットに終わりチームも3回戦で姿を消した。文徳の萩尾匡也選手も初戦で強豪の必由館と対戦し3打数1安打に終わり初戦敗退、また九州屈指のスラッガーとして注目された明豊の濱田太貴選手は、4試合15打数4安打4打点でホームランは無く敗れた。

捕手

青藍泰斗の益子京右選手はセカンドまで1.72秒の肩と高校通算23本塁打で10球団のスカウトが視察に訪れたが、力を発揮できずに去っている。成田高校の田宮裕涼選手は4番として存在感を見せ、チームを決勝に導いた。中学時代から注目されていた選手が、期待に応える活躍だった。関東第一の石橋康太選手も強肩強打で注目されていたが、今大会は1回戦から接戦が多くなり、捕手として力を使っていた感じがあった。それでも日大豊山戦でホームランを放っている。

坂井高の石川雅晴選手もセカンドまで1.8秒の強肩が光った。遊学館の牧野翔矢選手もセカンドまで1.8秒の肩にプロが視線を送った。三重高校の東亮汰選手は早い段階で敗れたが、U18一次候補に入っており、代表に選出されるか。唐津商の土井克也選手も多くのプロのスカウトが訪れ、その能力を見せていた。

遊撃手

東北高校の杉澤龍選手は、春に大会でサヨナラホームランなど強打を見せ、遊撃手として注目されていた。今大会は3試合で12打数5安打、ホームランはなかった。市立太田の今井大輔遊撃手も、俊足強肩の遊撃手として評価されていた。今大会は1回戦で貴重な2打点で勝利すると、3回戦まで勝ち上がった。

東海大菅生の田中幹也選手は抜群の足とショートの守備で期待されていた。1番バッターとして16打数6安打、八王子戦ではホームランも放ち、忍者と呼ばれる守備も見せた。守備で定評のあった横瀬辰樹選手は1回戦で去ってしまったのは残念。

福知山成美の藤田希和選手は、1年時から注目された遊撃手でプロの評価も高かった。今大会は初戦で4打数4安打3打点、京都すばる戦でも5打数2安打の活躍を見せた。延岡学園の小幡竜平選手も大型遊撃手としてセンバツで注目され、夏にもう一度見たい選手だった。宮崎大会では初戦で敗退、6打数1安打だったが、その1安打がホームランだった。

2018甲子園に届かなかった注目投手たち

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