明石商・中森俊介選手が146キロ完投勝利、昨年の奥川投手を抜く

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明石商の2年生エース・中森俊介投手が146キロを記録し、昨年センバツで星稜の奥川恭伸投手が記録した球速に並んだ。巨人のスカウトは「来年は必ずドラフト候補になる」と評価、オリックスのスカウトも注目した。

昨年の奥川投手を超す

昨年のセンバツでは、星稜の奥川投手と日大三の井上広輝投手が2年生ながら146キロを記録して注目された。そして今年、その球速に明石商の中森俊介投手が並んだ。

初回、1球目に低めに146キロを記録すると、その後も145キロ前後を連発して初回を終えた。150キロを記録した広陵の河野佳投手と同じように初回に球速を狙った森中投手、「甲子園で146キロを出せたのはうれしい」と話した。昨年夏の甲子園で1年生ながら145キロを記録して注目されたが1年たってそれを越し、冬に体幹トレーニングなどを行って鍛えた身体の成長に、手ごたえを感じていた。

そして2回以降は球速を130キロ後半から140キロ台前半に落とし、制球や130キロ台なのに大きく沈む球を投げ、9回で10個の三振を奪った。9安打を許したものの1失点に抑え完投勝利を挙げた。昨年のセンバツで奥川投手はリリーフとして3試合に登板しているが、中森投手は2年生で完投勝利を挙げた。

来年のドラフト1位候補に

中森投手の投球に巨人の岸スカウトは「伸びしろを感じる。来年は必ずドラフト候補になる」と評価、来年のドラフト候補として名前を挙げた。

また、オリックスの谷口スカウトは「去年よりもひと回り体が大きくなり、それに比例してボールの強さ、キレも増してきている。まだまだ伸びしろがあるし、来年ドラフト上位で入る力は十分あると思う」と話し、こちらはドラフト上位候補になると評価した。

小さなテイクバックで軽く腕を振っているようで、それでも低めに角度のある140キロ中盤の速球を突き刺す。ギアを落とした状態でも140キロを常時超えてくるようにもなりそうで、来年は150キロが見えてくる。

182cm83kgと体も十分、また学力も成績はオール5で学年でも10番目くらいだという中森投手、明石商からは直接プロに行かずに大学に進む選手が多いが、来年はその進路にも大いに注目が集まりそうだ。

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巨人の岸スカウトは「伸びしろを感じる。来年は必ずドラフト候補になる」と高評価した。

オリックス谷口スカウト 昨年よりも一回り体も大きくなり、それに比例してボールの強さ、キレも増してきている。まだまだ伸びしろがあるし、来年ドラフトで上位に入る力は十分あると思う。

履正社戦で完封勝利を挙げた星稜・奥川恭伸投手(3年)も、昨年のセンバツで最速146キロを記録。「ピンチでもまっすぐでどんどん押して三振とれるピッチャーなので尊敬します」。球速で、憧れの右腕の2年時に並んだが、戦いはまだまだ続く。

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