常葉大橘が敗退、182cm左腕・脇水大翔投手は大学進学へ

高校野球ドラフトニュース 2020年ドラフトニュース

静岡県高校野球大会では、常葉大橘が初戦を戦ったが、静岡市立に1-2で逆転負けし敗退した。

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中学時代から注目

常葉大橘の脇水大翔投手は、182cmとスラっとした左腕投手で、常葉大橘中学、高校の先輩でもある阪神の高橋遥人投手(2017年ドラフト2位)と比較され注目を集めた。

入学時は静岡商の高田琢登投手と共に期待をされたものの、入学直後に左ひじを骨折し、その後も試練が続いた。そしてようやく投げられるかと期待された3年時には新型コロナウイルスの影響により春・夏の大会が無くなった。それでも代替大会が開催されることになり、この日の初戦に向けて調整をしていた。

この日は静岡市立との試合、5回まで1安打4奪三振無失点と、しなやかなフォームから130キロ台のキレの良いストレートが冴えた。しかし6回、2アウトから連続四球を与えると、逆転タイムリー2ベースヒットを打たれて2失点、そのまま試合は1-2で敗れた。

脇水投手は「この夏はもう戻って来ない。悔しい。背番号1をもらったのに、周りに迷惑を掛けてしまい申し訳ないです」と話した。そして、「周りに支えてきてもらった分、大学で悔しさを晴らし、恩返しできる選手になりたい」と話し、大学で成長してこの借りを返すことを誓った。

高校時はつらい経験もたくさんしたが、その分、大学では気を緩める事なく成長して行けると思う。故障をせずに体重をしっかりと増やし、182cm80kgくらいのフォームのキレイな左腕投手が大学で活躍する姿が想像できる。

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常葉大橘中時代から今や最速148キロを誇るプロ注目投手に成長した静岡商の高田琢登(3年)と並ぶ逸材として注目を集めた。しかし、入学直前に左肘を骨折。以降は試練の連続で、ようやく投げられる態勢が整いつつあった春にコロナ禍で機会を失った。それでもラストサマーに向けてしっかり準備。この日、初めてエースとしてマウンドに立った。1メートル82、67キロ。長身を生かし、しなやかなフォームから130キロ台の切れ味鋭い快速球が伸びた。スローカーブだけという変化球もより直球を速く見せ、5回までは1安打4三振無失点とほぼ完ぺきだったが、勝利の女神はほほえまなかった。

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