春季高校野球和歌山大会では、センバツに出場した市和歌山が初戦を迎え、152キロ右腕の小園健太投手が1イニングを投げた。松川虎生捕手は2打数ノーヒットも、盗塁を刺し強肩を見せている。
再始動
甲子園を経験した小園健太投手、センバツ後は「体も心も相当疲れました」と話していた。しかし甲子園に残してきたものもあり、夏に再び出場するために再始動をする。
前日の耐久高校との練習試合で2回を無失点に抑えると、この日の橋本高戦では7回に登板し、12球中11球がストレートで最速144キロ、セカンドゴロ、レフトフライ、三振で三者凡退に抑えた。
「体がきつい中での練習試合を含めての連投で、コンディション的にはあまり良くなかった」と話したものの、「この大会では自分は後ろに回ることが多いと思うので、しっかりと無失点で抑えていきたい」と話した。
またセンバツで評価を高めた松川虎生捕手は、この日は2度の申告経験を受けるなど勝負を避けられ、2打数ノーヒットに終わった。それでも6回には二盗を刺し、強肩を見せていた。
この日は中日と千葉ロッテの2球団のスカウトが視察し、中日・中田アマスカウトアドバイザーは「持っているポテンシャル、投手としての資質は大学、社会人を含めてもトップクラス。器が大きい」と高く評価をしている。
この日は中日とロッテが視察。中日の中田アマスカウトアドバイザーは「持っているポテンシャル、投手としての資質は大学、社会人を含めてもトップクラス。器が大きい」と、あらためて高評価した。
選抜では初体験の甲子園に「体も心も相当疲れました」と率直な気持ちを吐露。前日には同県の耐久高校との練習試合でも登板し2回無失点と、休む間もなく春の県大会を迎えている。「体がきつい中での練習試合を含めての連投で、コンディション的にはあまり良くなかった」というものの、夏はさらに気温が高い中で連戦の可能性もあることは百も承知。躍動感あふれるフォームであっさり打者を退けるあたりは、さすがの一言だ。「この大会では自分は後ろ(救援)に回ることが多いと思うので、しっかりと無失点で抑えていきたい」と話した。
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