前日に大阪桐蔭戦で7回を投げた高知高・森木大智投手は、この日は履正社戦でリリーフで登板し、4回1失点の投球を見せた。この日も5球団のスカウトが視察し、巨人・阪神のスカウトが評価をしている。
連投
高校生はこの時期になると、夏の大会を見据えて連投の練習も行う。しかし、高知高の森木大智投手は、大阪桐蔭と履正社という全国優勝校を相手に連投を行った。
この日は6回から登板をすると、制球が安定せず四死球でランナーを許し、内野ゴロで1点を失った。7回以降は四球を与えはしたものの、三振などで切り抜け、4回3安打5奪三振1失点に抑えた。四死球は5つだった。
最速は148キロを記録、また7番で出場をすると、5回にホームラン、7回はタイムリー2ベースヒットを打ち、打撃でも注目される森木投手らしい活躍を見せた。
この日は5球団7人のスカウトが視察をしたが、巨人の岸スカウトは「連投で多少、疲れはあったが、真っすぐの質は良かった。夏を想定して、投球は上々。体の力は高校生トップクラス。伸びしろがまだまだある。自分が担当している選手では、小園と双璧。魅力的な投手。甲乙つけがたい」と話し、担当地区の近畿を代表する市和歌山・小園健太投手と比較をしていた。
また阪神の山本スカウトは「連投もしていい勉強になったと思う。打撃センスも非凡なものがある」と、打撃を評価していた。
大きな経験とアピールをした2日間、後は夏の高知大会を勝ち抜いて甲子園の大舞台を踏むこと。森木投手は「全国トップレベルなので、すごく勉強になった。一戦一戦頑張って、4つ勝って戻ってきたい」と、今度は高知代表として再び関西に戻ってくることを誓った。
この日は5球団が視察し、巨人の岸スカウトは「体の力は高校生トップクラス。伸びしろがまだまだある。自分が担当している選手では、(市和歌山の)小園と双璧。魅力的な投手。甲乙つけがたい」と絶賛。阪神の山本スカウトも「打撃センスも非凡なものがある」と評価していた。
阪神山本スカウトは「連投だったが、いい勉強になったと思う。打撃センスもある。(大阪桐蔭と履正社に)ある程度、放れた」と評した。巨人岸スカウトも「連投で多少、疲れはあったが、真っすぐの質は良かった。夏を想定して、投球は上々。打撃もあれだけ打てる。体の強さは高校生トップクラス。(市和歌山)小園君と双璧の力を持っている。魅力的な投手です」と評価した。
連日にわたって視察した阪神・山本スカウトは「連投もしていい勉強になったと思う。バッティングセンスも見せてくれたしよかった」と目を細めた。
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