侍ジャパンU18代表、前橋育英・荒井監督、下関国際・坂原監督、報徳学園・大角監督がコーチに

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元日大三の小倉氏が監督を務める侍ジャパンU18代表は、ヘッドコーチに前橋育英の荒井監督が就任する。

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投手の運用

前橋育英の荒井監督は髙橋光成投手などを育て、投手の育成に実績がある。小倉監督について「野球界で一番尊敬している方ですので一緒にやれることがありがたいです。」と話し、「代表はいろいろなチームから選手が来るので、どう合わせていけるかがコーチの役割になる。期間が短い分、会話が大事になると思います」と、全国から集まる高校のトップクラスの選手とコミュニケーションを取りながら短い期間でチーム作りをする。

小倉監督は2012年に高校日本代表の監督として、大谷翔平選手、藤浪晋太郎投手、森友哉選手、北條史也選手、高橋大樹選手などのメンバーを集め、18U世界野球選手権を戦ったものの、カナダ、コロンビア、アメリカなどに敗れ、5位6位決定戦でも韓国に敗れるなど、屈辱的な大会だった。藤浪投手、大谷選手という投手陣をうまく運用することができなかったほか、捕手の森選手に相手チームが相次いでタックルを浴びせるなど、個々に輝く選手が多かったが、その選手を狙われた所がある。

小倉監督は再び侍ジャパンU18代表の監督に就任するが、昨年にU18W杯で世界一となった馬渕監督の戦い方を称賛し、「150キロを超えるボールを打つには上からたたけて、なおかつ、走れてバントができる選手を選んだ方が世界大会ではいいんじゃないか」と、基本的にはこれまでのU18代表の戦い方を継承する。

また、この他に下関国際の坂原監督と報徳学園の大角監督がコーチを務める。坂原監督は荒れていた下関国際の野球部を強豪にお仕上げた実績があり、鶴田克樹投手や仲井慎投手、東北楽天の古賀康誠投手などを育てている。野手も攻撃力の高いチームを作り、仲井選手を二刀流で使うなど、能力の高い選手の起用が巧みという印象がある。

大角監督は報徳学園で永田監督の元で捕手として4度の甲子園に出場すると、永田監督から後継者の指名を受けて報徳学園の部長として指導をする。2017年に永田監督が勇退すると監督に就任し、2022年の夏の甲子園に出場した。昨年はセンバツで準優勝し、堀柊那捕手などを育てた他、今年も今朝丸裕喜投手、間木歩投手などのプロ注目投手を育てている。

課題だった投手の運用、そして捕手の人選などを荒井監督、坂原監督、大角監督が担い、小倉監督のカリスマ性と攻撃の采配で、世界一連覇を目指す。

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