近江・西山恒誠投手は9回169球で14奪三振も敗戦

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センバツ1日目の第3試合では近江高校の西山恒誠投手が登板し、タイブレークまでの10回を1人で投げきった。

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14奪三振

鋭いスライダーを武器とする西山恒誠投手は、初回にそのスライダーを連投し3つの三振を奪う。その後もスライダーを投げ続けて14個の三振を奪った。「スライダーを意識させたのは良かった」と話した。

しかし九州チャンピオンの熊本国府も堅くて粘りのある守りで1-1のままタイブレークに入ると、表の攻撃で無失点に抑えられた近江は、その裏に満塁としてから西山投手の暴投でサヨナラで敗れた。

8回から足がつっており、スライダーも抜けることが多くなり、最後はストレートを叩きつけてしまっての暴投、「投げた瞬間、暴投とわかった。チームの勝利につなげられず悔しい」と話した。

多賀監督は「彼本来の調子ではなかった。スピードも出てなかったですし。甲子園で変わると思ったんですが」と話し、大会前から本来の調子では無かったと話す。近江高校は夏の滋賀大会で5連覇をしており、西山投手はこの夏も「もう1回戻ってきて、次はもっと勝ち進められるように」と話した。

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