甲子園で優勝を果たした智弁和歌山にも、9回6安打2失点と好投を見せていた。今秋ドラフトで注目される市立和歌山の最速151キロ右腕・丹羽涼介投手(3年)が、進路を「プロ一本」に絞り込んだことが23日、スポーツ報知の取材で明らかになった。美容師かプロかで悩んでいたが、真剣に悩んだ末にプロ野球を決断だした。184センチの長身から角度のある直球を投げ込む右腕には、NPB12球団のスカウトが注目をしている。
横浜・織田翔希との投げ合いで注目、智弁和歌山を追い詰める
丹羽涼介投手が注目されたのは、2年生で出場した昨春のセンバツだった。横浜戦で3回途中から登板すると、1失点8奪三振の好投を披露。同じく2年生で世代屈指の右腕である横浜の織田翔希投手と互角に投げ合ったことで一躍脚光を浴びた。
その後は全国大会への登板の機会も無く、今春以降は調子を落としていた時期もあった。しかし、今夏の和歌山大会準々決勝では、強打の智弁和歌山を相手に5回途中まで無安打、7回まで無失点に封じ込め、最速は150キロをマーク。9回6安打2失点完投で敗れはしたものの、その後、日本一となったチームを追い詰めた。
傾いた「プロ寄り」の思い
151キロ右腕として注目されていたが、今春には「プロを目指すか美容師になるか迷っている」と話し、プロスカウトにも衝撃を与えていた。しかし、この夏の復活とも言える投球で、試合後には「プロ寄りで考えています」と、気持ちは傾きはじめていた。
そこから真剣に悩んだ末、憧れでもあった美容師への思いを封じ、半田真一監督(46)にもプロ野球を目指す思いを伝えたという。
184センチの長身右腕、12球団注目の逸材がドラフト戦線へ
184センチの長身からしなやかなフォームで繰り出す150キロのストレート、切れ味鋭いスライダー、そして精度の高いフォークが持ち味で、12球団のスカウトが熱視線を送ってきた右腕の進路決断は、各球団のドラフト戦線にも大きな影響を与えそうだ。
美容師はプロよりも長い期間活躍できる。そして、もちろん簡単ではないとは思うが、プロ野球を終えたあとに美容師としてスタートができるのではないかとも思う。そういった意味では2つの夢を追いかける決断をしたのかもしれない。
ドラフト会議では支配下ドラフトで4位までには指名されると予想する。高校生右腕も大学進学が多くなる中で、将来のエース候補を獲得したい球団が2位か3位で指名する可能性もある。
【丹羽 涼介】 プロフィール
- 氏名:丹羽涼介(にわ・りょうすけ)
- 所属:市立和歌山高校(3年)
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 身長:184cm
- 主な特徴や実績:184センチの長身から投げ下ろす最速151キロの直球に、切れ味鋭いスライダーと精度の高いフォークを織り交ぜる本格派右腕。昨春のセンバツ横浜戦で3回途中から登板し1失点8奪三振と好投、世代屈指の横浜・織田翔希と互角に投げ合って“全国デビュー”を飾った。今夏の和歌山大会準々決勝では日本一を狙う智弁和歌山を相手に7回まで無失点、最速150キロをマークして日本一チームを追い詰めた。憧れていた美容師の夢を封じ込めてプロ一本に進路を絞り、NPB12球団が熱視線を送る中で今秋ドラフトでの飛躍が期待される。









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