キャンプ注目ルーキー、パリーグ編

今日からプロ野球12球団のキャンプがスタートする。ルーキーは31人が1軍キャンプスタートとなり、初のプロ野球キャンプに挑む。12球団でキャンプで注目のルーキーをピックアップする。パ・リーグ編。

福岡ソフトバンク

今年は1軍スタートルーキーは0人。昨年はドラフト1位の田中正義投手が1軍キャンプスタートだったものの、オープン戦に入り結果を出せず、また守備で課題も見せて開幕1軍はつかめなかった。その田中投手は復活に向けて上昇しているようだが、今年は2軍スタートとなった。徐々に結果を出して終盤には1軍にいるのではないかと期待する。

埼玉西武

埼玉西武はドラフト1位の斉藤大将投手と3位の伊藤翔投手の2投手が1軍スタート。昨年はドラフト1位の今井達也投手を1軍に抜擢したもののすぐに降格させるという事もあった。また昨年はドラフト3位ルーキーだった源田壮亮内野手が、1軍キャンプからオープン戦、そしてシーズンもすべてでショートを守り新人王を獲得している。

1位の斉藤投手は西武が左腕の先発にこだわって獲得した投手、左の先発として大きな期待を寄せらえている。また3位の伊藤投手は、今井投手と同じ学年の高校卒2年目の選手となる。夏の甲子園優勝投手である今井投手より先に1軍で活躍を見せられれば、独立リーグの株がまた一つ上がるかもしれない。

東北楽天

ドラフト1位の近藤弘樹投手、2位の岩見雅紀選手、3位の山崎剛内野手、4位の渡辺佑樹投手、6位の西巻賢二選手、7位の寺岡寛治投手の6人が1軍キャンプスタートで、東京ヤクルトと並び最多。近藤投手と岩見選手は素材型の選手でもあるが、ブルペンやフリー打撃で見ている人を驚かせる迫力を見せてくれそうだ。

昨年も6人が1軍キャンプスタートし、ドラフト1位の藤平尚真投手、3位の田中和基外野手、4位の菅原秀投手、5位の森原康平投手、9位の高梨雄平投手が1軍で活躍を見せ、チームの躍進を支えた。今年もそれに続けるか。

オリックス

ドラフト1位の田嶋大樹投手、2位の鈴木康平投手、3位の福田周平選手、8位の山足達也選手が1軍スタート。田嶋大樹投手は昨年NO.1左腕で、社会人でも抜群の実績を持ってプロ入りした。昨年の1位ルーキーで8勝を挙げた山岡泰輔投手を上回る活躍が期待される。

内野手争いでも福田選手、山足選手がどこまで絡んでこれるか、安達選手が病気もあり不安がある中で、源田選手、京田選手のようにポジションを完全に埋める選手となるか。

北海道日本ハム

ドラフト1位の清宮幸太郎選手が1軍キャンプスタート。高校通算111本の打撃があり、木製バットの対応も十分、変化球も高校時代に苦しめられたが、その都度克服をしている。打撃はすぐに対応できるだろう。問題はどこで出られるか、DHや1塁としては中田選手や外国人選手などがいる。サードでの守備の動きや中学時代に痛めている肩の具合を見たい。