巨人はスタッフ会議を行い、ドラフト1位ルーキーの平内龍太投手と、4位の伊藤優輔投手が1軍キャンプスタートとなった。また、ドラフト3位ルーキーの中山礼都選手を原監督が絶賛した。
1軍キャンプスタート
大学屈指の156キロ右腕・平内龍太投手と、社会人屈指の156キロ右腕・伊藤優輔投手が、予想通り1軍キャンプスタートとなった。
ただし、巨人は1軍、2軍の他にS班というグループがあり、菅野投手や井納投手など実績のある投手はそこに入っている。1軍のメンバーは、戸郷投手、田口投手、桜井投手、畠投手といった若手で1軍入りを目指すグループに位置する。
それでもまずは1軍キャンプからの開始となり、スタートラインにたった。菅野投手が残留したことや、FAで井納投手を獲得したことで、先発の枠は昨年よりも厳しいものとなるが、平内投手、伊藤投手ともに実績も球威も十分の投手で、先発に2枚とも入ってくる可能性も十分ある。
高校生ルーキーも絶賛
この日、会見に望んだ原監督は、ドラフト3位ルーキーの中山礼都選手、5位の秋広優人選手についても触れ、特に中山選手については「非常に目立ちましたね。勇人に匹敵するくらい良い物を持っている」と絶賛した。
中山選手は中京大中京出身で、大型遊撃手だが50m5.9秒の足と高校通算17本塁打のパンチ力を併せ持つ選手。原監督は「一足飛びに1軍に上げようとはまだ考えていません」と話したものの、「近々未来、かなり早く1軍レベルになる可能性がある。かなり早く来る可能性を持っている」と話した。
昨年のドラフト会議では3巡目の一番最初に巨人が中山選手を指名したが、いくつかの球団が3位での指名を狙っており、悔しがったと言われている。
また、原監督は5位の秋広優人選手について、「体は大きいけど、バランスの取れたいい選手。慎之助とも話をしたんですが、最初は三塁手からスタートしたらと話しています」と話した。秋広選手は二松学舎大付では投手として登板することが多く、守備につく時は一塁手が多かった。打者として勝負することを決めていたが、サードでスタートすることとなり、200mの大きな体でどんな動きを見せるのか注目したい。
巨人のドラフト1位・平内龍太投手(22)=亜大=と、同4位・伊藤優輔投手(24)=三菱パワー=の春季宮崎キャンプ1軍スタートが22日、決定した。スタッフ会議後のリモート取材で原監督は1軍メンバーについて「(平内、伊藤優の)2人は入っています」と説明。巨人の新人2投手がキャンプ1軍スタートになるのは、16年の桜井、中川以来5年ぶりとなった。
原監督の穏やかな口調が、だんだんと熱を帯びていった。新人選手についての質問に及ぶと、自らその名を挙げた。「遠巻きながら見ていまして、3位で入った中山くん、非常に目立ちましたね。かなり、勇人に匹敵するくらい、いいものを持っているんではないかな、と。私の中では思っていた以上の選手であるなというふうに思いました」。14日から始まった新人合同自主トレを初日に続き視察。中山のポテンシャルの高さが、ひときわ目についたという。
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