千葉ロッテのドラフト4位ルーキー・山口航輝選手が、ロングティーでさく越えを連発し、ドラフト1位ルーキーの藤原恭大選手を圧倒した。
松田選手も連発
千葉ロッテの新人合同自主トレでは、ドラフト1位ルーキーの藤原恭大選手、4位の山口航輝選手、7位の松田進選手が並んでロングティーを行った。夏の甲子園でも3本塁打を放っている藤原選手に注目が集まる中で、山口選手がサク越えを連発、「遠くに飛ばす感覚をつかめるのでロングティーは高校時代からやっていた。試合の前の日にやると次の日ホームランが出たりしていた」と長打力をアピールした。
山口選手は投手としても146キロの速球を投げるパワーがあり、スラッガーとしてもドラフト上位候補として名前を挙げるスカウトもいた。打者としても大きい可能性を秘めた選手だと思う。また、Honda出身の187cm内野手・松田選手もパワーあるスイングでさく越えを連発した。
藤原選手はメニューに苦戦
一方、ドラフト1位ルーキーの藤原恭大選手は、この日はまず12分間走で苦手の長距離、その後はロングティーとなった。ロングティーではサク越えは0本に終わり、スラッガータイプの二人がサク越えを連発する中で、「二人ともホームランバッターで、そういうタイトルを狙っていく打者。」と話し、足も含めた3拍子タイプの藤原選手とは違うタイプの選手と話す。しかし、「自分も30本を目指しているので、長距離を飛ばしていきたい」と対抗心も見せた。
また長距離では序盤から遅れ気味となった。「長距離を走るのは苦手なんですよ」と話していた。しかし、終盤に持ち前のスピードを見せ、5人を追い抜いて9人中4位に入った。「さすがにビリはまずいと思い、最後は気持ちで走りました」と話した。
藤原選手は瞬発力系のアスリートで、速筋繊維が占めていて遅筋繊維は少なさそうなので逆に楽しみになった。ケガのしにくいバランスの良いフォームで走ることができていれば良い。試合では長距離は必要ないが、1年間を通して活躍するには、1年間体力を保つ力は必要となる。長距離の結果ではなく、その後に食事や休息でそのくらいの回復の力があるのかを注目してみたい。
藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)らとロングティーを行い、柵越えを連発。注目のドラ1を横目に持ち前のパワーでアピールした。「集中していたので周りは気になりませんでした。遠くに飛ばす感覚をつかめるのでロングティーは高校時代からやっていた。試合の前の日にやると次の日ホームランが出たりしていた」と笑顔で話した。
コメント