千葉ロッテドラフト2位の酒居知史投手が13奪三振完封

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社会人野球日本選手権では、大阪ガスがJR四国に1-0で勝利、千葉ロッテがドラフト2位で指名した酒居知史投手が3安打13奪三振で完封した。

2段モーション指摘も

酒居投手はこの日、球速は140キロ前半だったが伸びがあり、バッターのインコース、アウトコースに投げ分けた。2回からは4者連続奪三振など合計13個の三振を奪い、わずか3安打しか許さず堂々の完封劇で貫禄を見せた。

酒居投手は東京ガスの山岡泰輔投手と並び社会人のドラフト1位候補として注目された。しかし2段モーションをたびたび注意され、今年春はフォームの改造に取り組んだもののそれがうまく行かず、腰痛を発症するなど春先から結果が出ない状態が続いた。この日も初回と7回に急伸から2段モーションを指摘されたものの動揺することなく投げ切った。「プロでは問題ない範囲と聞いている」と酒居投手は話した。

プロ入りする新人投手はまず最初にプロ野球の審判に洗礼を受ける事になる。自信をもって投げたアウトローの球をボールと宣告されたり、フォームを指摘されたりし、球団のスカウトやコーチからは審判に対し「新人を壊すなよ」と心配の声をかけるほど。その洗礼によってフォームを崩したり自信を失う投手もいるという。

酒居投手もその可能性があるものの、今年1年苦しんだことで精神的には強くなった。プロの審判の洗礼を受けても動揺せず、徐々にフィットさせてほしい。

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初回と7回には球審から2段モーションを指摘されたが、「プロでは問題ない範囲と聞いている」と冷静だった。竹村誠監督も「持ち味のコントロールが良かった。この2週間、きっちり合わせてくれた」と称えた。

「オープン戦から指摘されてきたことなんで。社会人で野球をやる以上、受け入れないといけない」と語った酒居。ただ竹村監督は「本人の中で吹っ切れた部分というか、この2週間はしっかり投げ込んできましたから。心身ともに充実してきているところがあると思います」と明かす。

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