NTT東日本の152キロ左腕・佐々木健投手に11球団視察、広島「上位レベル」

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最速152キロの速球を投げるNTT東日本の佐々木健投手が登板し、視察した11球団のスカウトが高く評価をしている。

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結果を出せば上位指名も

佐々木健投手は富士大時代に、荒れ球で140キロ後半の速球を投げてリーグ戦で9勝を挙げた投手。昨年にNTT東日本に入り、主にリリーフとして登板し、現在では最速152キロを記録する。

この日の都市対抗東京地区2次予選では、JPアセット証券戦で点差の開いた8回に登板すると、最速148キロを記録した真っすぐと、キレの良いスライダー、チェンジアップで1回をノーヒット1四球で無失点に抑えた。

佐々木投手は、9月13日に行われた東京六大学対抗戦の東大戦で先発をしたが、初回にノーアウト満塁のピンチを招いており、「感触はまずまずだった。立ち上がりを心配されているので、入りに集中した。」と、立ち上がりに集中して最初のバッターを打ち取った。

そしてその後は1四球を与えたものの、「フォームのまとまりが出てきているし、余裕があって、バッターを見ながらしっかり腕を振って投げられた。クイックのバランスも確認でき、次の登板に向けてはよかったと思う」と、クイックなどいろいろなことを試すことができた。

11球団が視察

この日は11球団20人のスカウトが視察をした。

千葉ロッテ・榎チーフスカウト:「真っすぐが走っていて力強かった。スライダー、チェンジアップもいいし、角度もある」

北海道日本ハム・坂本スカウト:「腕が振れて、ボールに力強さがある。コントロールがアバウトなのが逆に武器になるような勢いもある」

広島・尾形佳紀スカウト:「直球が魅力的で左投手では上位のレベル。左の先発は貴重なので先発登板も見てみたい。ポテンシャルは十分なので、公式戦で結果を出し評価を上げることができれば上位指名もある」

昨年の侍ジャパン社会人代表vsNTT東日本の試合で登板をしたときに見ているが、球の勢いは代表入りした投手でプロ入りした立野和明投手などと比べても互角以上だったように感じた。ストレートが荒れるが、左からのえぐい球で、社会人代表のバッターが高めのボール球でも空振りをしていた。

そしてその登板後にブルペンに入り、熱心にアドバイスを受けながら投球練習をしていた姿を見た。佐々木投手はその持っているポテンシャルから、誰もがアドバイスをしたくなるような所がある。それまでは制球を良くしようと取り組み、試合でもストレートのボールが多くなると変化球でかわす投球もしていた。

しかし、プロで活躍をしていた井端臨時コーチから「大野の投球を見たらいい。自分の武器で勝負しよう」とアドバイスを受け、「直球で勝負にいくからこそ、他の球種が生きてくる。自分は最大の武器を生かせていなかった」とストレートを中心にすることに改めて信念とした。

都市対抗の予選が続く。その中でリリーフで素晴らしい投球を見せれば、左腕不足の今年のドラフト会議でも貴重な存在として2位で指名する球団も現れるかもしれない。

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今年がドラフト解禁。この日の最速は148キロだったが、力のある直球とチェンジアップが武器。日本ハムの坂本スカウトは「腕が振れて、ボールに力強さがある。コントロールがアバウトなのが逆に武器になるような勢いもある」と評価した。

スタンドで視察した広島・尾形佳紀スカウトは「左投手では上位のレベル。左の先発は貴重なので先発登板も見てみたい。ポテンシャルは十分なので、公式戦で結果を出し評価を上げることができれば上位指名もある」と評した。

ネット裏では11球団、20人のスカウトが視察。ロッテ・榎チーフスカウトは「真っすぐが走っていて力強かった。スライダー、チェンジアップもいいし、角度もある」と評価した。

9-0で迎えた8回表に4番手でマウンドへ。この日の最速は148キロながら、力のある真っすぐ、キレのあるチェンジアップとスライダーで、1死から四球で走者を出したものの、後続はしっかり打たせて取り無失点に抑えた。佐々木は「感触はまずまずです。フォームのまとまりが出てきている」と納得した表情を見せた。

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