中央大、投手4人とも145キロ越え、質の高い補強で黄金時代目指す

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中央大が2020年に入学する野球部のスポーツ推薦合格者を発表した。亜細亜大の27人国学院大の18人に比べると12人と少ないが、非常に質の高い選手が入学する。

投手4人は145キロ越え

まず投手では、石岡第一の岩本大地投手が最速147キロの速球を投げ、プロ志望をすればドラフト4位前後で指名があったかもしれないほど、球威と共に完成度の高い投手で、センバツでも変化球や制球力などの良さを見せていた。花巻東の西舘勇陽投手は逆に、登板すると失点する場面が多い。しかし最速153キロを投げており、こちらは大きなポテンシャルを秘める。静清の石田裕太郎投手も最速145キロ、変化球も多彩で三振を奪える投手としてプロも注目しており、左の仙台育英・大栄陽斗投手も145キロを超す球を投げる。

中央大は今年、秋に東都リーグを制したが、明治神宮大会では東海大の前に初戦敗退、投手陣の層に課題を見せた。2年生の後藤茂基投手が大きくブレークし柱となって活躍をしたが、3,4年生も含め、他の投手がまだ頼れるという状況ではない。皆川喬涼投手に本来の球威が戻ってほしい所だが、高橋晴投手、来年2年生になる沢田龍太投手、佐野涼弥投手に交じって、1年生の活躍も大いに期待される。

阿部慎之助選手目指す

捕手は2年生の古賀悠斗選手の存在が大きく、リーグ制覇に大きく貢献をした。その捕手に楽しみな2人が入る。高橋隆慶選手は中央では無名も185cmの大型捕手でセカンドまで1.9秒台の強肩を見せプロが注目していた。札幌第一の村田凜選手も右の大砲で高校通算30本塁打のパワーがあり、阿部慎之助選手タイプの捕手として、成長が期待される。

内野手でも1,2年時の評価が非常に高かった浦和学院・中前祐也選手と作新学院・石井巧選手が加わり、牧秀悟選手、中川拓紀選手の二遊間にチャレンジをしていく。共に打撃のセンスも高く、打てる遊撃手となりそうだ。外野手も習志野の根本翔吾選手、岩国の佐伯和希選手とコンタクト力の高い選手がそろった。

代表の4番を打つ牧秀悟選手、日本一のスピードを持つ五十幡亮汰選手という選手が内野・外野にそれぞれおり、おそらく来年のドラフト会議で高い順位で指名されるとみられる。来年1年間、この二人の背中を追って成長することができれば、4年後には同じように高く評価される選手が出てくるはずだ。

中央大は今年、春に1年生の森下翔太選手が起爆剤となって2位に躍進し、秋の優勝につながった。その森下選手は1年生から侍ジャパン大学代表入りをしている。12人と少数だが精鋭ぞろい、来年も1年生から台頭する選手も出てきそうな中央大の合格者に注目したい。

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