来年のドラフト注目候補(大学生野手)

大学野球ドラフトニュース 2021年ドラフトニュース

新型コロナウイルスの影響により、大学4年生にとって限りある時間がどんどん削られる辛い状況の中、来年のドラフト候補からも大切な時間を奪っている。来年のドラフト注目選手を紹介、大学生野手編。

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世代を代表する選手たち

野手で筆頭格に名前が挙がるのは、中央大の古賀悠斗捕手だろう。福岡大大濠時に高校通算52本塁打の打撃と正確なスローイングが注目され、2017年には、中村奨成選手と共に侍ジャパンU18代表に選ばれた。中村選手が打撃不振となる中で代表の正捕手を務めた。大学でも順調に成長し、正捕手として昨年秋の東都リーグ優勝に貢献すると、冬の大学代表候補合宿にも当たり前の様に召集された。打撃は昨年春は打率.350でリーグ3位、秋は1割台に低迷したが、今年1年間で打撃の評価も確定させたい。中央大の先輩、阿部慎之助氏(巨人2軍監督)は将来の巨人監督候補だが、そのチームの柱として既に古賀選手に目を付けているようで、来年のドラフト1位指名の可能性もある。

捕手では大阪桐蔭で故障をしなければプロ入りの可能性があった岩本久重選手(早稲田大)も、昨年秋に成績を残し始めた。高い打率と捕手としてのセンスの良さを見せ、大学代表候補合宿に参加している。内野手では野口智哉選手が1年春に打率.364を記録すると、昨年春は.373、秋も.352と高いアベレージでヒットを打つ。豪快な打撃を見せ4番ショートで出場しており、大学代表合宿にも参加した。今年の候補の中大・牧秀悟選手くらいに注目されるかもしれない。

外野手では慶応大・正木智也選手に注目、高校時代に52本塁打を打ち、長打力を見せていたが、大学でも1年時から対応力を見せ、昨年春は12安打、2本塁打を記録し成績を伸ばしてきた。こちらも大学代表合宿に召集されている。

この他の野手

昨年の大学代表に2年生の野手で唯一選出された明治大の丸山和郁選手は、守備や打撃で課題を見せたものの、鋭い足など高い身体能力を見せた。昨冬の候補合宿に呼ばれなかったものの、打撃、守備などを磨いてほしい。仙台大の川村友斗選手は2年秋に首位打者、打点王となりベストナインに選ばれた。高校時代から安定感のある打撃が大学でも開花した。

東農大北海道の古間木大登選手は昨年の選手権で注目され、大学代表候補直前合宿に呼ばれた。海野隆司選手、佐藤都志也選手、郡司裕也選手といったレベルの高い捕手と接した事で成長が期待される。

立教大の太田英毅選手も高校時代から注目され、昨年秋にスタメンに入ってきた。まだ打撃で結果は残せていないが、広角に長打を打てる力を伸ばしたい。九産大の森伊吹選手は186cmの右のスラッガーで、打席での風格がある。立命館大の池上颯選手はショートでの動きが良く、守備の職人としても注目されそうだ。

慶応大の若林将平選手は履正社時代からパワーヒッターとして注目される。後輩の刺激を受け成長を期待、福岡大の井上絢登選手もフルスイングが特徴で長打力に確実性を合わせて行きたい。

他にも作新学院で甲子園で活躍していた鈴木萌斗選手(早稲田大)、龍谷大平安で左のスラッガーとして注目された岡田悠希選手(法政大)なども期待をしたい。

この世代は清宮幸太郎安田尚憲中村奨成選手がずば抜けた力を見せたものの、2年生だった根尾、藤原、小園、野村大樹などに下から押された世代でもあり、現時点でドラフト指名候補として名前の挙がる選手は少ない。しかし、大学生野手では、体もでき、木製バットも使いこなせるようになった3年生で力を見せてくる選手も多く、この3年生の春にプレーができないのは辛い状況となる。

2021年度-大学生捕手のドラフト候補リスト
2021年度-大学生内野手のドラフト候補リスト
2021年度-大学生外野手のドラフト候補リスト

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