立教大のアンダーハンドエース・中川颯投手が、東大を相手に9回9安打13奪三振1失点の安定した投球を見せた。
貴重なアンダースロー
中川颯投手は1年春にリーグ戦2勝を挙げるなど通算8勝をしており、早大・早川隆久投手、慶大・木澤尚文投手、明大・入江大生投手、法大・鈴木昭汰投手と共に、東京六大学のエースと評価され注目されている。
貴重なアンダーハンド投手として、今季の投球が期待されており、プロ8球団から調査書が届いているが、初戦の明治大戦で5回7安打4失点、2回戦ではリリーフで登板するも2/3回で3失点、続く慶応大戦ではリリーフで登板するも、1回で3安打2失点と乱調が続いていた。
しかし、この日の東大戦では最速133キロのストレートと、フォームでも緩急をつけてバッターを幻惑させた。9安打を許したものの13個の三振を奪い、1失点に抑えた。
この日は4球団のスカウトが視察をしたが、横浜DeNAの八馬スカウトは「数が少ないアンダースローは貴重。腕の振りがよくなっていたし、カーブもうまく使えていた。今季は調子がよくなかったけど、これぐらいの投球はできる投手」と評価した。
今季、もっと良い投球が見せられていれば、福岡ソフトバンクの高橋礼投手のように上位まで上がってくる可能性もあったと思うが、球速面も含めて昨年より伸びたという所がなく、評価は昨年から継続という形。それでも貴重なタイプだけに、ドラフト会議では、指名しばりが無ければ4位前後で指名する球団もあるかもしれず、変則タイプの投手が補強ポイントの横浜DeNAは指名の可能性が高いチームだろう。
この日は4球団のスカウトが視察。DeNA・八馬スカウトは「数が少ないアンダースローは貴重。腕の振りがよくなっていたし、カーブもうまく使えていた。今季は調子がよくなかったけど、これぐらいの投球はできる投手」と評価した。
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