プロも注目する145キロ右腕の昴学園高校・石川大介投手(3年)が、最後の夏は所詮で悔し涙を流して終えた。7月18日にドリームオーシャンスタジアムで行われた夏の高校野球選手権三重大会2回戦、春の県王者としてシードで臨んだ初戦の宇治山田商戦だったが、同点で迎えた延長10回タイブレークの守り、1死満塁からサヨナラスクイズを許して2―3で敗れ、春夏通じて初の甲子園出場はならなかった。それでも右腕は、今秋のプロ志望届提出を明言し、「チームを勝たせられる投手になりたい」と次の夢を見据えた。
春の県王者がシード初戦で散る、延長タイブレークの決勝スクイズ
今春の三重県大会を制して東海大会に出場した昴学園にとって、シード校として迎えたこの日が夏の初戦だった。プロも注目する石川大介投手が先発のマウンドに上がったが、3回に2点を先制される苦しい立ち上がりとなった。
直後の4回、6番・伊藤空和外野手(3年)の適時打と押し出し四球で2―2の同点に追いつく。しかし打線は宇治山田商の2年生左腕・二ノ宮光平投手(2年)を攻略しきれず、同点のまま延長タイブレークに突入した。
先攻の昴学園は10回に得点できず、その裏の守りで1死満塁のピンチを招く。ここで宇治山田商にサヨナラスクイズを決められた。暑さで右脚をつりかけながらも力投を続けた石川投手だったが、目標とした甲子園には届かず、あまりにも早い夏の終りとなった。
「やってきたことは全て出せた」、涙の右腕がプロへの決意
178センチ、75キロの体格から投げ込む直球は、昨夏から7キロアップして最速145キロを誇る。マウンドで最後まで気持ちを前面に出したが、勝利をつかむことはできなかった。
試合後、石川投手は「タイブレークで自分が踏ん張りきれなかった。でも、やってきたことは全て出せたと思う」(中日スポーツ)と悔し涙を流し、そのうえで進路については「もう1回しっかり体をつくり直して、プロを目指してやっていきます」(中日スポーツ)とプロ志望を表明した。そして、「チームを勝たせられる投手になりたい」(中日スポーツ)と、次の目標を力強く語った。
甲子園は逃したが、目指すはプロの舞台
「ここなら甲子園でやれる」。そう信じて東監督のもとに進んだ石川投手にとって、最後の夏はわずか1試合で幕を閉じた。だが、涙の先に見据えるのはプロの世界だ。昨夏から7キロも球速を伸ばしてきた成長曲線は、次の舞台でさらに続いていく。
プロ志望をすれば育成ドラフトでの指名になると予想する。
【石川 大介】 プロフィール
- 氏名:石川大介
- 所属:昴学園高校(3年)
- ポジション:投手
- 身長・体重:178cm、75kg
- 主な特徴や実績:178センチ、75キロの体格から投げ込む直球を武器とする本格派右腕で、昨夏から7キロ増となる最速145キロを誇る。今春の三重県大会を制して東海大会に出場し、チームを春の県王者に導いた。夏はシード校として迎えた三重大会2回戦の宇治山田商戦に先発。延長10回タイブレークの末に惜しくもサヨナラ負けを喫したが、右脚をつりかけながらも最後まで気持ちで投げ抜いた。今秋のプロ志望届提出を明言しており、プロの舞台での飛躍が期待される。











コメント