昨日の組み合わせ抽選によって大会1日目に登場することとなった花巻東・大谷翔平投手が龍谷大平安との練習試合に先発すると、6回まで1安打、6者連続を含む10奪三振で無失点に抑えるほぼ完ぺきな内容を見せた。
球速は146km/hを記録し、奪った三振のうち6つはフォークによるもので、高校通算35本塁打を記録している同じくドラフト候補の龍谷大平安・高橋大樹選手にはストレートで空振り三振を奪った。
この日は広島とドジャースのスカウトが視察に訪れ、広島の宮本洋二郎スカウト部付部長は「スピードガンより速く感じる。いい投手だね」「ダルに匹敵しますね。球種も豊富で全てキレがある。」と話すなど高い評価を与えた。
大谷投手はここまで強豪校相手に4試合に登板、17回を投げてまだ無失点!22奪三振。打たれたヒットはわずか4本とほぼ完ぺきな内容を見せている。
月日 | 対戦相手 | 内容 |
3月8日 | 福知山成美 | 3回ノーヒット、146km/hマーク。打っても2本塁打 |
3月9日 | 東洋大姫路 | 4回3安打無失点、146km/h |
3月12日 | 報徳学園 | 4回ノーヒット、4奪三振、無失点 |
3月16日 | 龍谷大平安 | 6回1安打10奪三振無失点 |
花巻東(岩手)の大谷翔平投手(3年)が新球フォークに手応えをつかんだ。16日、京都・亀岡市内で行われた龍谷大平安(京都)との練習試合に登板。昨年7月に左座骨を骨折して以来、最長となる6回を投げて無失点。最速146キロながら1安打10三振のうち6三振を、速度の違う2種類のフォークで奪った。大会初日(21日)の大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手(3年)との投げ合いに向け、頼もしい仕上がりだ。
藤浪との対戦決定から一夜明け「みちのくのダルビッシュ」こと大谷が、さらなる進化を見せた。昨夏甲子園出場の龍谷大平安を相手に、新球フォークがさえる。この日最速の146キロ直球を見せ球に、193センチの高角度から縦に変化を加え、三振の山を築いた。先発で負傷後最長となる6イニングを投げ、3回2死からの6者連続を含む10三振。うち6三振を、試投したフォークで奪った。 ニュース元のニッカンスポーツ・コムのサイトもご覧ください
今春の練習試合4戦に投げて、計17イニングでいまだ無失点。昨秋以降、体重を8キロ増やし、85キロになった成果が表れ始めた。軽く投げているようで、この日も最速は146キロ。「全部100%(の力)とはいかない。得点圏に走者が来たら、強く投げるようにしてます」。下半身の安定感が増し、球のキレも増し始めた。
新たな決め球も試した。この日の全79球のうち、今冬磨きをかけたフォークを4割近く投げた。「カウントを取る速く落差の小さいのと、三振を取る落差の大きいフォーク」を併用。193センチの上背から投げ下ろし、6三振を新たなウイニングショットで奪った。 ニュース元のスポーツ報知のサイトもご覧ください
これで、練習試合4戦計17回を投げ、22奪三振無失点。この日もバックネット裏には広島とドジャースのスカウト陣が視察。広島の宮本洋二郎スカウト部付部長(69)は「スピードガンより速く感じる。いい投手だね」と高く評価した。 ニュース元のサンケイスポーツのサイトもご覧ください
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