中日がドラフト5位で指名した菰野高の岡林勇希選手に指名あいさつをした、米村チーフスカウトは「よくぞ残っていてくれた」と、ドラフト5位ながら獲得できたことを非常に喜んだ選手だった。
153キロ、21本塁打、50m5.8秒
岡林勇希選手は最速153キロを投げる右腕として注目され、さらに4番として高校通算21本塁打の他、50m5.8秒の足と遠投「120mくらい」とう強肩の持ち主。高校でも登板しない時は外野手として出場しており、レフトからの強肩で何度も走者を刺していた。この日、米村チーフと担当の清水スカウトが指名あいさつをしたが、岡林選手は「投手としても野手としても両方評価してくださったので、まずは両方練習して、球団から必要とされるところで勝負したい」と話し、球団から二刀流で評価されたことを話した。
米村チーフスカウトは「よくぞ残っていてくれた」と話し、岡林選手をドラフト5位で指名できたことを非常に喜んだ。清水スカウトはその理由について、「ドラフト5位指名だが、モノは上位とひけをとらない。投手としてまだまだ伸びしろがある。足も速く野手としてもいい。」と話した。岡林選手には、今年春先には、広島カープのドラフト上位候補に名前を挙げるなど、高い評価をされていた。
清水スカウトは「現場で見ていただいてから判断してもらえれば」と話し、まず来年のキャンプインまでは両方で練習させ、現場のコーチなどに投手か野手か、または二刀流かの判断をしてもらい、その方向で育成をしてもらう。まだ荒削りだが高い能力を持つ岡林選手、しっかり育てることができれば、日本の野球を突き抜けていく選手になるかもしれない。
二刀流宣言、岡林 中日スポーツ紙面 2019/10/30
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