健大高崎・脇本直人選手が足で勝利をつかむ、福岡ソフトバンク、横浜DeNAなど評価

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 夏の甲子園大会、4日目第1試合では健大高崎が岩国に勝利した。プロ注目の脇本直人選手は打撃と足でチームに勝利をもたらし、プロのスカウトも評価をしている。

足でかき回す

 脇本直人選手は初回、2アウトで打席が回ると岩国の145km/h右腕・柳川健大投手のストレート勝負に負けず、インコースのストレートを体を腕のたたみではじき返しライト前に落ちるヒットを放った。落ちた位置から外野手がそれほど離れておらず、通常ならシングルヒットで止まるはずだが、脇本選手は「芝生が湿っていてボールが弾まないと思った」と捕球が遅れると判断し、一気に加速して二塁を奪った。

 そして続く打者の4球目、柳川投手の鋭いスライダーがワンバウンドになった。捕手が体で後ろに逸らさず、しかも3メートルくらいしか転がらなかったと思うが、それでも三塁を奪った。「ショートバウンドを体で止めるというデータがあった」と捕手を分析しての走塁だった。

 5回の第3打席も、2アウトからインコースを腕をたたんでヒットにすると、すかさず盗塁を敢行し捕手は送球もできなかった。4番の長島僚平選手のヒットで本塁に生還し決勝のホームを踏んだ。

 

プロのスカウトも評価

 高校通算57本塁打の脇本選手だが、甲子園では「足を見てほしい」と話しており、その通り、足で観客をプロのスカウトを驚嘆させた。

 横浜DeNAの吉田スカウト部長は「初回の二塁打は一つ間違えば暴走ですが、考えて走っているようだし、常に次の塁を狙おうとする姿は良い。素材としては非常にいいものを持っている」と話し、北海道日本ハムの今成スカウトも「バットもいいし、足も速い」と話し、リードオフマンとしての素質を評価した。

 また福岡ソフトバンクの田口スカウトも「足の速さはもちろん、体、気持ちに強さがある。今後もっと良くなるでしょうし、将来が楽しみ」と話した。そして「チームのニーズに合うかどうかという所」と球団の方針が合えば獲得となる事を話した。

 チーム事情として横浜DeNAは、梶谷選手や筒香選手など若い選手が外野手に転向し、さらに乙坂選手、そして昨年のドラフト4位で獲得した関根大気選手など、若手外野手が揃っている状況で高校生外野手の指名は補強ポイントではなさそう。

 一方、福岡ソフトバンクは内川選手、柳田選手、長谷川選手という万全の外野陣だが、内川選手、長谷川選手は30歳を越しており、若手の外野手はあまり補強をしていない。昨年獲得した上林誠知選手も内野手として育てており、指名の可能性は十分ある。

 高校入学時からプロを目指して成長をしてきた脇本選手、ドラフト会議での指名は間違いないとみられる。どの球団が何位で指名するのかが楽しみだし、脇本選手がこれからも今大会で、長打も含めどんなプレーを見せてくれるのかが楽しみだ。

 得点には結びつかなかったものの、積極的な走塁でナインを鼓舞した。三回には犠飛を放つと、五回にも中前打で出塁。50メートル6秒1の俊足で盗塁を試みると、相手捕手は投げるのを諦めた。続く4番・長島(3年)の左前打で決勝のホームイン。甲子園初本塁打はお預けとなったが、「次の塁を狙う野球をします」と笑った。

 1年前、極度の打撃不振に陥り、試合で何度もチャンスをつぶした。群馬大会は準々決勝敗退。野球をやめたいと思った。日記には苦悩の言葉を書き連ねた。

 「どうしたら、うまくなるのか」

 憧れのプロ選手になるため、諦めるわけにはいかなかった。宿舎の点呼がある午後10時までバットを毎日振った。苦しみ抜いた先に待っていたのが甲子園だった。

 高校通算57発を誇るプロ注目の脇本は、足でも魅せた。初回の右前に落ちる当たりで「芝が湿っているのは分かっていた」と打球が弾まないと判断し、50メートル6秒1の俊足を飛ばして二塁へ達した。

上州ゴジラ、足でもひと暴れ - 日刊スポーツ紙面 2014/8/14

 

 この回2点を奪うと、同点の五回は脇本だ。2死から中前打で出塁し、2度のけん制後に二盗成功。適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。初回にも右前への当たりを二塁打にする快足を披露。日本ハムの今成スカウトは「バットもいいし、足も速いよ」とうなった。

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