県岐阜商・高橋純平投手、12球団45人スカウトの前で成長見せる

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 宮崎で行われているMRT招待試合で、県岐阜商の高橋純平投手が宮崎学園戦に登板し、8回を76球4安打無失点に抑える好投を見せた。最速147km/hのまとまった投球を、12球団45人のスカウトが視察した。

また1つ成長へ

 この日は8回を76球で無失点に抑えた。センバツ時も球数を減らして抑えることを課題として挙げていたが、それを実戦できた。「ブルペンでもいい感じでしたが、力を入れて投げたら相手に対応された。省エネでいこうと思って、変えました。」と省エネ投球を心がけ、「カーブを中心に真っすぐを打たせるつもりで」投げた。

 「初球が甘いと打たれる。初球は外に投げて、2球目で球1個分、中に入れる。」とストレートを最速147km/hに抑え、2球目のストレートをコントロールして打たせて取るテクニックを明かしている。速球や変化球のアピールはセンバツで終わり、実戦的な投球をアピールする段階に入り、1つ先に進んだことを示した。

 

12球団45人のスカウト視察

 この日は12球団45人のスカウトが視察に訪れた。ピッチングの内容に、東京ヤクルトの小川SDは、「まとまりすぎている感じもしたので、大胆なところを見たかった。それでも素材としては素晴らしい。」と話したものの、阪神・竹内スカウトディレクターは「クレバーな面は春にもあったけど、一歩ずつ成長している」と成長を評価した。

その他のスカウトのコメント

○巨人・山下スカウト部長:「高校生の中では別格、12人の中には入ってくる」

○千葉ロッテ・永野チーフスカウト:「ただ勝つためではなく、課題を持ってやっていた。真っすぐを速く見せるためでもあるだろう。カーブも縦割りでよかったし、スライダーが加わったら、幅も出る」

○東北楽天・長島スカウト部長:「素材的には高校生の中では一番。指先の感覚がいい。カーブは感覚が重要だから。きょうは7、8割ぐらいだったと思う。マウンドさばきを含め、もっともっと良くなりますよ」

○中日・中田宗男スカウト部長:「やや甘めに投げて打たせて取っている。1球で仕留めることを考えている。いろんなことを試している。やはりトップクラス。複数球団が1位で競合するのではないか」

○埼玉西武・渡辺SD:「球数を少なくするのは甲子園から言っている事で、その通りの投球。」

 ドラフト1位指名で何球団が競合するか、注目される。

 

2球目が肝だった。高橋は「初球が甘いと打たれる。初球は外に投げて、2球目で球1個分、中に入れる。省エネで打たせて取れた」と客観的に解析した。「のんびり投げる」をテーマに、自己最速より5キロ控えた147キロの直球とカーブの出し入れだけで、奪三振は6個のみ。打者を手玉に取った。プロ12球団45人のスカウトが集結し、巨人・山下スカウト部長は「別格」とうなった。

 打撃でも5番に座り、6回に左前適時打と非凡なセンスを見せつけた高橋。中日・中田宗男スカウト部長は「いろんなことを試している。やはりトップクラス。複数球団が1位で競合するのではないか」とホレ直し、巨人・山下哲治スカウト部長も「高橋と東海大相模の小笠原、吉田はAクラス」と太鼓判を押した。

 招待試合には、右腕の吉田、左腕の小笠原の両ドラフト候補をそろえる東海大相模も出場。それでも高橋を1位候補に挙げる巨人・山下スカウト部長は「高校生の中では別格」。阪神・竹内スカウトディレクターも「クレバーな面は春(センバツ)にもあったけど、一歩ずつ成長している」とほれこんでいる。

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