旭川実・田中稜真投手が2安打11奪三振完封、148キロ記録し日本ハムなどスカウトにアピール

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春季高校野球北海道大会の予選最終日、旭川地区では旭川実の田中稜真投手が148キロを記録し、旭川志峯を2安打11奪三振で完封した。

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日本ハムスカウト視察

道大会出場を決める試合に先発した田中稜真投手は、自己最速を1キロ更新する148キロを記録し、9回を投げて2安打で完封した。「真っすぐが走っていた。148キロが出たのは一つの自信になるが、MAXよりもアベレージが大事。球の質にこだわりたい。真ん中付近でも空振りが取れたのは良かった」と話した。

田中投手はこのオフに1日5,6食の食事と、趣味というウエイトトレーニングでで体重を8kg増やして78kgにし、ストレートの威力とともに制球力も増したという。この日はストレートでどんどんストライクを奪う投球で、終始試合を有利に進めた。

また8番バッターとしても6回にレフト柵越えの公式戦初ホームランを放つなど3安打を記録、「たまたまの衝突ホームラン。打つ方は知識がなく、あまり分からないが、うれしかった」と話しパワーを見せた。

これで全道大会出場を決めた。田中投手は「全道は強豪ばかり。打たれてもおかしくない球もあった。反省は多い」と慢心せずに「夏につながる勝ち方。勝つのは当たり前。やってきたことをどれだけ(試合で)出せるかが鍵」と話した。

この日は北海道日本ハムなど複数の球団のスカウトが視察をした。球速も内容も抜群で、大きなアピールとなった事だろう。これにより次は首脳クラスが視察をする球団も多くなりそうで、兄は千葉ロッテの田中楓基投手(2021年育成ドラフト1位)、この春と夏でさらに評価が高まりそうだ。

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