東北楽天ドラフト2位・池田隆英投手、プロで田中に恩返し

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東北楽天からドラフト2位指名された創価大の池田隆英投手が、長島スカウト部長から指名あいさつを受けた。高校、大学と7年間ともに成長をしてきた田中正義投手と今度は対戦相手となる。

なかなか2枚看板が揃わなかった7年間

田中正義投手と池田隆英投手は、創価高校、創価大で7年間チームメイトとしてプレーした。高校では最初は田中投手がエース候補として投げたものの故障により外野手に転向し、2年秋から春にかけては池田投手がエースとして投げていた。

大学では池田投手が故障により2年春に出てきたものの悪い状態が続いた。その間に田中正義投手が投手に再転向すると2年生の春に頭角を表した。3年時には無双状態の活躍を見せた。池田投手も秋の明治神宮大会で151キロを投げ、こちらもプロから注目されるが3年時もなかなか勝てない状態が続いた。

4年になりいよいよ2枚看板がそろうかに見えたが、田中投手が春のリーグ戦で故障をしてしまう。池田投手はリーグ戦初勝利など3勝2敗の成績を残すがチームは優勝を逃す。そして秋、田中投手は本調子ではないものの4勝を挙げると、池田投手は4勝0敗、防御率0.83でリーグ1位となり結果を残した。

2枚看板がともに圧巻のピッチングというのは、31日からの明治神宮大会代表決定戦で見られるかもしれない。

田中投手に恩返し

池田投手は田中投手に「田中は心の持ち方とか、栄養の取り方、トレーニング方法などいろんなことを教えてくれた」と話し、「田中には直接言ってないけど、負けられない気持ちが強い。田中に勝つことが恩返し。」と話した。

そして「田中に勝てるモノは何もない。」と話した後に「田中に勝てないと上にも行けない」と力を込めた。

福岡ソフトバンクの田中正義、東北楽天の池田隆英が万全の状態で投げ合う試合があったら、二人はピッチングでどんな会話をするのか楽しみだ。

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「田中に勝てるモノは何もない。田中は心の持ち方とか、栄養の取り方、トレーニング方法などいろんなことを教えてくれた」。今後はライバルになるが「田中には直接言ってないけど、負けられない気持ちが強い。田中に勝つことが恩返し。田中に勝てないと上にも行けない」と、プロの世界では田中を上回ることを宣言した。

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