ドラフト指名選手対決は天理大が大商大に勝利、社会人にいく153キロ右腕・八木玲於投手が決める

大学野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

明治神宮大会出場を目指す関西地区大学野球選手権1日目は、天理大と大阪商業大が対戦し、天理大が勝利した。153キロ右腕としてプロが注目した八木玲於投手が試合を決めた。

リリーフで好投

この日は天理大は広島ドラフト5位の石原貴規捕手、大阪商業大は中日ドラフト2位の橋本侑樹投手、東京ヤクルトドラフト4位の大西広樹投手などが注目されたが、大商大は1年生の伊原陵人投手が先発し、8回まで6安打8奪三振2失点の好投を見せた。しかし、天理大も3年生エースの森浦大輔投手ではなく、4年生の148キロ右腕・松井石根投手が先発し、石原捕手のリードもあり7回途中まで2失点と好投を見せた。

7回1アウト1塁の場面で2番手として登板したのは最速152キロの速球を投げ、プロも注目をしていた八木玲於投手で、このピンチを打ち取ると、8回、9回も内野安打1本に抑える好投を見せた。大商大は9回からヤクルト4位のエース・大西広樹投手が登板をし、9回を抑えると試合は延長10回タイブレークに入った。

10回表、ノーアウト1,2塁からスタートするタイブレークで八木投手はバントの打球を素早くサードに送球し進塁を許さず、併殺に打ち取って無失点に抑える。10回裏、大西投手も同じ場面からバントが内野安打となりノーアウト満塁、そして打席には八木投手が入ったが押し出しの四球となってサヨナラで勝利した。

八木投手は「ベンチからは、三振でいいと言われていました。ふだん、打席はありませんし、打って併殺なんて最悪ですから。ストライクが来てもスイングする気はありませんでした」とスイングをする気はなかったというが、「少しでも相手投手が嫌がることができないかなと思って」と、大きく構えたり、バントの構えをしてみせたりして投手の動揺を誘った。。「今日はピッチングもバッティングもついていました」と笑った。

Honda鈴鹿へ

八木投手はこの秋はリリーフとしても登板し、自己最速を1キロ更新する153キロを記録した。スライダー、フォーク、ツーシームといった変化球も良く、プロも注目をしていたが、Honda鈴鹿へ内定を得てプロ志望はしなかった。

藤原監督は「社会人でのことも考慮して、秋からリリーフでも起用するようにした」と話してこの秋にリリーフ起用をし、八木投手も、「僕はもともとメンタル面が弱かったのですが、リリーフで投げるようになって、強化されたように思います。クローザーはそれまで投げてきた投手の思いを引き継いで、試合を締めくくらないといけない。責任感が強まりました」と話す。

次は佛教大と対戦し、勝利すれば第1代表決定戦で関西大と対戦する。敗れても第2代表決定戦に回るが、「目標はもちろん神宮。明日も投げられる準備をしておきます」と話した。

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今秋のリーグ戦、関西外大戦(ほっともっと)で最速を更新する153キロをマーク。スライダー、フォーク、ツーシームを操る。

 社会人・ホンダ鈴鹿に内定しており、藤原忠理監督(54)は「社会人でのことも考慮して、秋からリリーフでも起用するようにした」と話す。

 この救援起用が八木の心に火をつけたようだ。「僕はもともとメンタル面が弱かったのですが、リリーフで投げるようになって、強化されたように思います。クローザーはそれまで投げてきた投手の思いを引き継いで、試合を締めくくらないといけない。責任感が強まりました」

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