中大のルーキー・伊藤櫂人選手が代打で３ランホームラン、１年生がやり返す

東都大学リーグでは中央大が亜細亜大に勝利し1勝1敗とした。1年生で大阪桐蔭出身の伊藤櫂人選手が代打で3ランホームランを放ち勝利に導いた。

1年生

前日は中央大のエース・西舘勇陽投手が、亜細亜大で1年生で4番に入った石川ケニー選手に痛打を浴びて敗れた。

この日は5回、亜細亜大に1点差に詰め寄られた場面で1アウト1,2塁のチャンスを迎えると、清水監督は1年生の伊藤櫂人選手を代打に送る。するとフルカウントからの外のツーシームを捉え、レフトオーバーの3ランホームランを放った。これで亜細亜大を突き放し、8-3で勝利した。

伊藤選手は昨年のセンバツで優勝した大阪桐蔭の1番サードで出場しており、センバツでは2本塁打、夏は1本塁打と甲子園で3本塁打を放っている。U18代表でも活躍しておりプロも大いに注目した選手だった。

この日のホームランについては「甲子園で打ったホームランもうれしかったんですが、大学の方が何倍もうれしい」と話し、「先輩たちの試合にかける思い、勝ちへのこだわりが高校とは違っていて、そこに貢献できたのがよかった」と笑顔だった。

今季はこれで1本塁打、3打点となったが、「今はまだ１年なので、そこまで考えていなくて、少しでもチームに貢献できるように頑張りたい」と話す。今後、スタメン出場などもしてくるかもしれず、亜大の石川選手とともに1年生から活躍し、4年時にはドラフト1位候補として注目される選手になりたい。