平成国際大の155キロ右腕・冨士隼斗投手は5失点敗戦も、8球団12人スカウト視察し西武・中日・巨人が評価

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最速155キロの速球を投げる平成国際大の冨士隼斗投手が今季初登板をしたものの、2回までに4失点をするなど9回8安打5失点と本来の投球ができなかった。しかし視察をした8球団12人のスカウトからは評価の声が聞かれた。

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2回まで4失点

冨士隼斗投手は最速155キロの速球を投げる右腕投手で、昨年12月の侍ジャパン大学代表候補合宿でもその威力あるストレートを見せ、今年のドラフト候補として注目されている。

この日の関甲新リーグの松本大戦で今季初登板をすると、1回、2回は得意のフォークボールが抜けるなど3つの四球に4本の安打を浴びて4失点、「どうしても抑えようという気持ちが前にいっていて、どうしても投げ急いで、打者を見られずに投げてしまった」と力が入りまくったフォームで制球に苦しんだ。

2回を投げた後に大島監督から「力を抜いて、まずは変化球でカウントを取れ」と声をかけられると、「1、2回はスライダーも、一生懸命曲げようとする意識が強かった。3回からは力が抜けたので、リリースの瞬間だけに力を入れて投げられました」と話し、ようやく力がうまく抜けて本来の投球に戻る。3回から5回までは三者凡退に打ち取るなど、7回まで無失点に抑えた。

8回にスライダーを打たれてホームランを浴び、9回8安打7四死球で5失点、それでも力のあるストレートとスライダーで13個の三振を奪った。最速は150キロだった。

試合も1-5で敗れて敗戦投手となったが、この日、視察をした8球団12人のスカウトからは

埼玉西武・潮崎編成グループディレクター:「開幕戦ということで気負いすぎ。四球が増えたりフォークを拾われたりした。真っすぐも150キロ出ていたし、フォークも力強さがある。メカニックがしっかりしている投手として魅力がある。もっと伸びる素材でイメージ的に千賀のようになるかも」

中日・松永スカウト部長:「まず、スピードが出るのが魅力。変化球が課題だと感じていたが、きょうはスライダーの曲がりが良かった。三振の取れる変化球もある。今後、上武大や白鷗大との試合を見てみたい」

巨人・柏田スカウト:「最初だから気合が入り過ぎたのかな。真っすぐも強いし、変化球のキレもいい。出力の高さを修正すれば、こんなもんじゃないでしょう。今後に期待しています」

と、最初の登板だったことなども考慮し、球のスピードや威力、変化球を評価する声が聞かれた。

開幕戦は2連敗となり勝点をとれなかったが、「あとは絶対に負けない、チームを勝たせる。自分がしっかりやっていきたいと思います」と勝利を誓った。これから上武大、白鴎大といった相手にどんな投球をするのか注目される。

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8球団12人のスカウトが視察。西武の潮崎編成グループディレクターは「開幕戦ということで気負いすぎ。スピードも出るし、メカニックがしっかりしている投手として魅力がある。もっと伸びる素材」と話し、巨人柏田スカウトも「最初だから気合が入り過ぎたのかな。真っすぐも強いし、変化球のキレもいい。出力の高さを修正すれば、こんなもんじゃないでしょう。今後に期待しています」と評価した。

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 今秋ドラフト候補に挙がる平成国際大の最速155キロ右腕・冨士隼人投手(4年=大宮東)は、9回5失点で敗戦投手になったものの、鋭いスライダーを決め球に13三振を奪い、潜在能力の高さを示した。

この日の最速は150キロ。13個の三振は全て空振りで、ほとんどがスライダーを振らせてのものだった。ネット裏には8球団のスカウトが集結。中日・松永スカウト部長は「まず、スピードが出るのが魅力。変化球が課題だと感じていたが、きょうはスライダーの曲がりが良かった」と成長を認めていた。

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