大阪商業大の151キロ左腕・高太一投手が完封し、視察に訪れた7球団のスカウトにアピールした。
10安打完封
高太一投手は180cm80kgの左腕投手で、最速151キロの速球を投げる。伸びのあるまっすぐが特徴で、大学では下級生時代からその素質に注目されていた。
この日は右足の親指みマメができるなど万全の状態ではなく10安打を許したものの、ランナーを背負ってから要所を抑えて8回まで無失点、9回も2安打で2アウト2,3塁のピンチだったが、最後はショートゴロに打ち取り、リーグ戦初完封勝利を挙げた。
「どの球種でもカウントが取れて、直球で押し込めた。1本打たれても本塁に返さなければいいと割り切って投げられた」と話す。特にストレートの制球が良く、追い込んでからインコース低めにズバリと決めて見逃し三振などを奪った。9回10安打6奪三振だった。
この日は7球団のスカウトが視察し、巨人・水野スカウト部長、福岡ソフトバンク・永井スカウト部長、北海道日本ハム・大渕スカウト部長などが顔をそろえ、巨人は3人態勢で視察した。
福岡ソフトバンク・永井スカウト部長:「制球力が成長した。先発としての能力も見え始めている。球のボリュームが上がれば大関みたいな、ローテーションに入れる素材」
北海道日本ハム・大渕スカウト部長:「投球フォームがきれいで、伸びしろがある」
巨人・渡辺スカウト:「真っ直ぐが強くて角度がある。将来的な伸び幅も魅力的」
広島・鞘師スカウト:「素材はいい。何年後かに化ける可能性がある」
同じタイプとしては桐蔭横浜大の古謝樹投手がいるが、古謝投手よりもストレートや変化球のキレやスピードがまだ少し足りない感じがする。ただし、高校2年冬に外野手から投手に転向しまだ成長途中にいる左腕投手で、全体的に球の強さが出てくれば、古謝投手と同じくらいの活躍が期待できる。
貴重な左腕投手の素材型投手だけに、ドラフト会議では4位前後の指名があると予想する。
水野スカウト部長ら3人態勢で視察した巨人・渡辺スカウトは「真っ直ぐが強くて角度がある。将来的な伸び幅も魅力的」と評価した。ソフトバンク・永井スカウト部長も「制球力が成長した。先発としての能力も見え始めている。ローテーションに入れる素材」と熱視線を送った。
球場には複数の編成幹部を含む、7球団のスカウトが視察に訪れた。ソフトバンクの永井スカウト部長は「制球力が上がって先発としての能力も見え始めている。
球場にはNPB7球団のスカウトが視察に訪れた。巨人の水野雄仁スカウト部長など複数球団の編成幹部が熱視線を送り、日本ハムの大渕隆スカウト部長は「投球フォームがきれいで、伸びしろがある」と評価した。
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