日本ウェルネスの１９３ｃｍ右腕・辻口輝投手に５球団１０人スカウト視察し、ヤクルト・巨人などが高評価

夏の高校野球東東京大会では、日本ウェルネスの193cm右腕・辻口輝投手が正則戦に先発し、9回7安打14奪三振1失点の等級を見せた。5球団10人のスカウトが視察をしている。

１３７キロ

辻口輝投手は193cm82kgの右腕投手で、高校では1年時に左手首を骨折し、また今年に入ってからは右脇腹を痛めた影響で、公式戦での活躍はまだ見せていなかった。

この日の正則戦に先発すると、佐々木朗希投手のフォームを参考にした大きなフォームからキレの良い球を投げる。最速は137キロだったが「気にしていません。しっかり指にかかった直球を投げたい」と質にこだわっている。

9回1アウトからは2者連続三振で締め、9回7安打14奪三振1失点で完投し、「バテるかなと思ったけど、投げきることができた。勝ててよかったです」と話した。

この試合には5球団10人のスカウトが視察に訪れ、

東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク：「潜在能力は抜群。緩急が使えている。手先が器用で楽しみ」

巨人・木佐貫スカウト：「素材型の選手。カーブ、スライダーが効いていた。伸びしろがある」

と評価した。

大型投手で器用な所が注目される辻口投手、更に体が大きくなり、自然に140キロ後半を記録するようになれば面白いと思う。「夏はまず優勝。個人的には、全試合を1人で投げきることが目標」と話し、まずは夏を全力で駆け抜ける。