【高校野球】149キロ右腕・三重の古川稟久投手は故障で登板なく甲子園終える、「プロになって戻ってきたい」大学進学へ

2026年ドラフトニュース高校野球ドラフトニュース

準優勝した2014年以来の4強入りを目指した三重(三重)が、準々決勝で天理に0―7と完敗し、初のベスト8止まりとなった。プロ注目の最速149キロ右腕・古川稟久投手(3年)は、三重大会決勝で負った右肘の肉離れの影響で、甲子園でのマウンドに立てないまま夏を終えた。大粒の涙を流しながらも「大学でしっかり体づくりをしてプロになって戻ってきたい」と、将来、甲子園で投げる事を誓った。

スポンサーリンク

「決勝で投げたい」願いかなわず、伝令でマウンドへ

センバツの横浜高校戦で149キロの素晴らしい威力を見せていた古川稟久投手は、夏の三重大会決勝の近大高専戦で右肘に違和感を覚え、5回から救援登板したものの、9回2死の時点で肘の状態が悪化。2者連続死球を与えて緊急降板し、チームが歓喜に沸く中、試合後は取材に応じられないほどの状態だった。診断は右肘の肉離れ。甲子園には最速149キロを誇るエース格ながら、背番号「20」でベンチ入りするしかなかった。

関西入り後も状態はなかなか上がらなかった。「捕手を座らせて全力というところまではいかなかった」と、実戦復帰の目安は立たないままだった。それでも「みんな『古川を投げさせよう』と合言葉に言ってくれていた。投げられなかったのは悔しいけど、チームのみんなと戦えてよかった」と、仲間への感謝を口にした。「決勝で投げたい」という願いはかなわなかった。

4投手継投で7失点、それでも「後悔しない戦い」

この日、先発のマウンドを託されたのは上田晴優投手(3年)だった。2回に先制ソロを浴びるなど3回1失点と粘ったが、三重は4投手の継投で7失点を喫した。0―2で迎えた8回1死一、二塁のピンチでは、古川投手が伝令としてマウンドへ向かった。野手らと全員でホームの方を向いて笑顔をつくったが、直後に適時打を許すなどリードを広げられ、打線も無得点に封じられた。

マウンドには立てなかった。それでも「投げられない悔しさはあるけど後悔しない戦いをしてくれた」と、仲間を思い瞳を赤く腫らした。伝令に立った場面の心境を、古川投手はこう明かした。「オレはもう1回、この景色を見たいから頑張ってくれって言ったときに『そうやな』って。古川が投げているところでオレらも守りたいって、笑顔で話してくれました」。3年間、同じ時間を過ごした仲間には「一緒に野球ができてよかったと伝えたい」と語った。

国スポでの復帰と「プロになって戻ってきたい」

8強入りしたことで、10月に青森県で開催される国民スポーツ大会の出場校に選ばれる可能性がある。古川投手は「国スポには投げる気でいるので、それまでに調整したい」と話した。そして卒業後は大学に進み、プロを目指す。「甲子園で投げられなかったぶん、大学でしっかり体づくりをしてプロになって戻ってきたい」。

センバツで見せた149キロの速球が、次に甲子園で投げる時にはどの様になっているのか楽しみだ。

【古川 稟久】 プロフィール

  • 氏名:古川稟久(りく)
  • 所属:三重高校(3年)
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:最速149キロを誇る三重のエース格右腕。3月のセンバツでも登板経験を持つプロ注目の本格派だが、三重大会決勝で右肘を肉離れし、甲子園では背番号「20」でベンチ入りしながら登板機会がないまま夏を終えた。8強入りで出場が見込まれる10月の国民スポーツ大会での復帰に意欲を示す。卒業後は大学に進みプロ入りを目指しており、聖地への“帰還”が期待される。
2026年度-高校生投手-右投のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
2026年度-高校生-三重県のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
三重 4投手継投で7失点完敗 右肘負傷のエース・古川の夏終わる マウンドに立てずも「後悔しない戦いをしてくれた」/デイリースポーツ online
「全国高校野球選手権・準々決勝、天理7-0三重」(18日、甲子園球場) マウンドには立てなかった。三重が4投手の継投で7失点の完敗。県大会決勝での右肘負傷で登板のなかった最速149キロ右腕・古川稟久投手(3年)が言葉を絞り出す。「投げられな...
【甲子園】8強敗退の三重 最速149キロ右腕・古川稟久は故障で登板なく涙「プロになって戻ってきたい」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
三重は4投手の継投も実らず、準優勝した2014年以来の4強入りを逃した。プロ注目の最速149キロ右腕・古川稟久(3年)は、故障の影響で登板機会なし。試合後は…
三重大会決勝で右肘肉離れ…149キロ右腕、無念の登板なしで甲子園を去る「決勝で投げたい」願いかなわず、卒業後は大学へ:中日スポーツ・東京中日スポーツ
◇18日 全国高校野球選手権大会準々決勝 天理7―0三重(甲子園) 三重大会決勝で右肘を肉離れした三重の149キロ右腕・古川禀久投手(...
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント