横浜DeNAは10月25日にスカウト会議を開き、ドラフト会議に向けた最終的な確認を行った。1位指名については公表せず、また吉田顧問の退任も明らかとなった。
何人か。明日、会場で決める
スカウト会議後に吉田顧問兼球団代表補佐がオンライン取材を受け、ドラフト1位指名については「はっきりしたことは決まっていませんが、候補は何人か。例年そうだけど、明日、会場で決めようということになりました」と、例年通り当日に指名を決定することを明らかにした。
指名の方向性については、「ある程度、即戦力が欲しい。ウエーバーの動きを見ながら、いい選手は高校生でもとりたい。バランス良くとれれば」と話した。ドラフト1位指名は即戦力選手に絞られている可能性が高くなった。
また全体の指名候補選手は約100人で、埼玉武蔵ヒートベアーズの田澤純一投手もリストに入っていることを明らかにした。
最後のドラフト会議に
また吉田顧問は今年で退任する事となり、抽選となった場合のくじ引きを三原球団代表から託された。「大役を引き受けることになりました。競合がない方を願います」と笑い、「毎年、ドラフトが近づくと楽しみ半分、苦しさ半分。今年は集大成のドラフトになればいいなと考えています」と話した。
吉田氏は2012年にDeNAの編成・スカウト部長に中忍氏、高田GMと共にチームの立て直しに尽力し、毎年のように最下位に沈んでいたチームを、優勝争いのできるチームへと変貌させた。心から感謝を述べたい。
吉田孝司顧問兼球団代表補佐(74)が、オンライン取材に対応。1位指名については「はっきりしたことは決まっていませんが、候補は何人か。例年そうだけど、明日、会場で決めようということになりました」と説明した。
長年ドラフトに携わった吉田顧問は今年限りで勇退することが決まっており「毎年ドラフトが近づくと、楽しさ半分、苦しさ半分。いい集大成のドラフトになればいいなと考えています」と心境を口にした。
吉田顧問は、12年に新球団となったDeNAのスカウト部長に就任。18年まで務めた高田繁前GMとともに、ドラフトの責任者としてAクラス常連となったチームの礎を築いた。
長いスカウト人生で初の抽選役について「大役を引き受けることになった。ちょっと緊張するね。(競合?)ないほうを願います」とした。
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