健大高崎・脇本直人選手が3安打4盗塁、機動破壊の軸に

健大高崎, 脇本直人

 夏の甲子園、健大高崎vs利府の試合は10-0と大差がついた。健大高崎が利府の捕手の送球タイムを見て「機動破壊」を敢行し11盗塁を決めた。

捕手のタイムは2.02秒

 健大高崎は試合前に利府の二塁送球タイム等を分析し、「2.02秒」という数字を出した。2秒を切る事が目安とされるタイムでそれほど遅くは無いものの、健大高崎は1.8秒台を成功の目安としているという。プロのトップクラスの送球が1.8秒台で驚異だ。

 プロ注目の脇本直人選手はこの日初回に内野安打で出塁すると、二盗、三盗を決めて得点に絡む。6回も四球で出塁すると二盗を決め、8回もヒットで出塁し二盗を決めた。

 3回はライト方向に痛烈な打球を放ち、外野野手の頭を越す2ベースヒットを放った。高校通算57号の長打力も垣間見えた。ホームランこそなかったものの4打数3安打4盗塁と抜群の成績で、チームに勝利をもたらした。

 甲子園の個人最多盗塁は8つとのこと。脇本選手はここまで5盗塁となっている。「次で決めたい」と話した脇本選手、次の相手はまだ決まっていないが、果敢に走っていく。

 「機動破壊」を掲げるチームの申し子は、塁上で飢えたオオカミのように全身を震わせていた。8回2死。投手のグラブをはじき返す強烈なライナー性の安打を中前へ放った脇本は、続く長島の2球目にすかさず二塁を目指した。楽々セーフ。すると4球目には三盗を仕掛けた。打者がヒッティング(左中間三塁打)したため幻となったが、チームは7人で大会記録にあと2つと迫る11盗塁をマーク。3安打4盗塁の韋駄天(いだてん)は「チームとしてやるべきことができている。全員死ぬ気で走ってるし、甲子園で勝ちに来た」と胸を張った。

 高校通算57本塁打を誇るプロ注目の強打者は足も一級品だ。初回だ。50メートル6秒1の俊足を飛ばして内野安打で出塁すると、難なく二塁、そして三塁を陥れた。相手バッテリーを揺さぶる走塁で3点の先制攻撃を導き、「相手はあまり警戒してこなかったので一発で決められて良かった」。6回にも四球を選ぶと、二盗を成功させた。


PAGE TOP