健大高崎の石垣元気投手が１５０キロ＆箱山捕手が本塁打にオリックス・西武・DeNAスカウト視察

センバツに出場する健大高崎が日大三と練習試合を行い、12−2で大勝した。新2年の石垣元気投手が150キロを記録し、2回1安打3奪三振無失点の好投を見せ、オリックス、埼玉西武、横浜DeNAのスカウトにアピールした。

「速すぎる」

石垣元気投手は6回に登板すると、最初の打者を三振に仕留めたストレートが、自己最速を2キロ更新する150キロを記録した。「力むと球が浮いちゃうので、力感無くをテーマにリリースの瞬間100％の力で、と思ってきた」と話し、150キロを記録したことには「うれしい」と話した。

この日は150キロを計測した埼玉西武のスカウトの他、オリックス、横浜DeNAの3球団のスカウトが視察し、オリックスの岡崎スカウトは「この時期にこの球、速すぎるでしょう。まだ1年生」と話した。

また今年のドラフト候補として注目される箱山遥人選手が4回に、高校通算29本塁打となるホームランを放った。この日は2安打4打点で、「ボールが良く見えていて、真っすぐを打った瞬間、行ったと思った」と話した。新基準の低反発バットでアーチを描き、「甲子園で30号を」と話した。

健大高崎はセンバツの初戦で学法石川と対戦する。石垣投手、箱山投手の他に、新2年生で146キロ左腕の佐藤龍月投手も注目される。2年生エースが活躍するチームはセンバツでも優勝する事が少なくない。プロ注目バッテリーの健大高崎は優勝候補といえそうだ。