昨年のセンバツに覇者で、今年も断トツの優勝候補と評価されていた大阪桐蔭は、ここまで別格の強さを見せて勝ち上がってきた。
大阪桐蔭のすごさ
ここまでの打線の成績を見てみると、
打順 | 守備 | 選手名 | 打 | 安 | 点 | 率 |
1 | 左 | 宮崎仁斗 | 14 | 6 | 2 | .429 |
2 | 右 | 青地斗舞 | 13 | 7 | 2 | .538 |
3 | 三 | 中川卓也 | 13 | 7 | 3 | .538 |
4 | 中 | 藤原恭大 | 13 | 5 | 5 | .385 |
5 | 遊 | 根尾昂 | 10 | 5 | 7 | .500 |
6 | 二 | 山田健太 | 12 | 6 | 3 | .500 |
7 | 一 | 石川瑞貴 | 10 | 4 | 7 | .400 |
8 | 捕 | 小泉航平 | 12 | 4 | 3 | .333 |
9 | 投 | 柿木蓮 | 5 | 2 | 0 | .400 |
上位から下位までまんべんなくヒットが出ており、特に、上位3人の打率が高い。そして中軸から下位打線がしっかりと打点を挙げている。3試合で49安打を打ち、36打点、これだけ打ちながら、まだホームランは0本というのも、凄味を感じさせる。また中軸を含めてほぼ全員が足もあり、全員が盗塁を仕掛けられる。
ドラフト候補としては、根尾選手、藤原選手が1位指名間違いなしと評価され、中川選手も巨人・岡崎スカウト部長はAランクと評価し、小泉捕手は大会NO.1捕手と評価した。スタメン9人中、投手の柿木投手も含め8人がドラフト候補に入ってくる。
また投手の成績を見てみる。
エース柿木投手は文句のつけようがない。これまで自責点は0、また四死球も出していない。11回で15奪三振、ストレートは144キロに抑え、低めへの制球力で勝負できている。
また根尾選手は最速147キロを記録し、9回で11奪三振、四死球9が多かったものの、絶妙なスライダーを見せた。横川投手は登板するとピンチを背負い、まだまだという印象だが、190cmから、左からの角度のある球を見せると、将来は非常に期待できる投手だと思う。
投手としても3人がドラフト候補、野手を合わせると、9人がドラフト候補に挙げられる。今年、プロに行くとすれば、藤原選手、根尾選手は確実、柿木投手、横川投手、中川選手はプロ志望をすれば指名される可能性は高い、そして他の選手も大学などに進めば、1年目からレギュラーとして出場できる力がある。
5~6年後に、このメンバーの何人がプロ野球でプレーしているかを注目したくなる。
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