近畿大会準決勝は2試合ともコールド、明石商の145キロ右腕1年・中森俊介投手好投

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高校野球近畿大会は、明石商vs智弁和歌山、履正社vs龍谷大平安という好カードとなったが、2試合とも大差が開きコールドで試合が決まった。

1年生活躍

明石商は、大阪桐蔭を破った智弁和歌山を5回コールド12-0で下した。

1年生の働きが大きかった。打っては1番・来田涼斗選手が初回、先頭打者でヒットで出塁して先制点のホームを踏むと、2回には2アウト1,2塁の場面でライトスタンド上段に3ランホームランを放つ。高校通算14号となるホームランだった。また、9-0の5回にも1アウト1,2塁の場面でライトオーバーの3ベースヒットを打ち、5打数3安打5打点の活躍で智弁和歌山を粉砕した。

来田選手は中学時代に大阪桐蔭など強豪30校から声がかかり、明石商に進むと1年生の春から1番バッターとして活躍を見せ、この夏の甲子園でも1番バッターとして4打数2安打1盗塁を決めていた。この日のホームランで高校通算14号となった、長打力も抜群の1番バッターで、この秋からセンターに入り守備も良くなっている。

また、投げても1年生の中森俊介投手が好投した。中森投手は1年生ながら今夏の甲子園・八戸学院光星戦で8回途中から登板すると、延長10回に1点を許して敗れたものの最速145キロを記録して注目されていた。

この日は強打の智弁和歌山を、5回3安打4奪三振で無失点に抑えた。四死球は3つ与えたが140キロ台の力のある球を投げ込んだ。

智弁和歌山も1年生で1番を打つ細川凌平選手がスーパー1年生として春から注目されているが、この日は3打数1安打、来田選手に活躍を見せつけられた。来年はさらに成長してくるだろう。

龍谷大平安もコールド勝利

また龍谷大平安vs履正社の試合も、7-0で龍谷大平安が7回コールドで履正社を下した。こちらも1年生の奥村真大選手が3ランホームランを放ち試合を決めた。

奥村選手は奥村展征選手(東京ヤクルト、2013年巨人ドラフト4位)を兄に持ち、父は甲西高校の監督として活躍する野球一家。今大会の準々決勝・市和歌山戦でサヨナラ打を放っており、この日も連続の活躍を見せた。原田監督も「どんどん成長している」と話した。

一方、履正社はこれまで2試合で2本塁打31安打で16点を挙げてきたが、龍谷大平安の野澤秀伍投手の前にわずか3安打に抑えられた。センバツ出場は当確としたものの、岡田監督は「大阪大会でも最初の方は打てなかったし、どこで転んでもおかしくない試合があった。結局、実力通りで技術不足ということでしょう」と話した。

来年のセンバツには近畿からは6校が選出される。準決勝の両試合がコールドとなり、この日の決勝戦の戦いで、ベスト8の大阪桐蔭、市和歌山、福知山成美、報徳学園の出場の可能性が変わってくる。

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明石商・1番来田涼斗外野手(1年)が、公式戦初本塁打を含む3安打5打点の活躍で決勝へ導いた。二回2死一、二塁は右翼席上段へ高校通算14号の3ランを放ち、「(感触は)今までで一番よかった。自信になる」と笑顔。

またも奥村が勝利の立役者だった。準々決勝・市和歌山戦で、人生初のサヨナラ打を放った勢いは失われていなかった。三回2死一、二塁。練習試合も含めて高校初本塁打となる3ランを左翼席へ運んだ。「ああいう場面で打ててよかった」。あどけなさが残る笑顔で声を弾ませた。

秋季大阪大会優勝校・履正社が、まさかの七回コールド負けを喫した。秋季近畿大会2試合で、2本塁打を含む31安打16点を記録していた強力打線が、わずか3安打。

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