桐生第一の144キロ右腕・蓼原慎仁投手が、一度はあきらめかけた甲子園に登場する。
144キロ右腕
桐生第一の蓼原慎仁投手は、180cmの身長があり、昨年秋は主にリリーフとして登板し140キロを記録していた。群馬大会では背番号10、関東大会では18を背負っていた。
そしてこの冬場に大きく成長を見せた。体重が5kg増え、フォームを改良を重ねた結果、現在では現在では最速144キロを記録している。成長を認めた今泉監督もセンバツ大会では先発として投げさせる予定だった。しかし、センバツが中止となり、気持ちを切り替えて目指していた夏の甲子園も中止に、それでも「諦めたら終わり、と自分に言い聞かせてやってきた。」と話していた。
そして、甲子園で試合ができる事になった。「どうすればいいかわからないことばかりだったけど、最後の夏に全てをかけ、チャンスにしたい」と話した。
プロ複数球団が注目をしており、この春、夏の投球次第でドラフト会議での指名も考慮されていた。しかし大会が無くなったことで、誘いを受けていた地元の社会人チームに進むことも考えていた。「アピールの場ができた。150キロを出したい」と話し、甲子園での150キロとプロ入りを目指す。
目標は横浜DeNAの山崎康晃投手、「まだまだだけど、直球で三振が取れる投手を目指したい」と話し、甲子園での投球に意気込みを見せた。
蓼原投手は、秋は高めが多かったストレートはまだ空振りが奪えるものではなく、詰まらせて打たせて取るような感じだったが、大きく曲がるフォークボールが良かった。夏は、真っすぐで三振が奪えるような投球を見たい。それができれば、ドラフト会議での指名へつながりそうだ。
秋の群馬大会は背番号「10」、関東大会は「18」だったが、厳しいトレーニングを重ねて体重は5キロ増の80キロ。インステップ気味だった投球フォームを改良し、最速140キロが144キロまでアップした。
プロ志望の最速144キロ右腕、蓼原(たではら)慎仁投手(3年)は「アピールの場ができた。150キロを出したい」と意気込んだ。
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