常総学院の遊撃手・三輪拓未選手が2本塁打、DeNAスカウト「ボールを飛ばす技術がある」

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センバツに出場する常総学院は、西武台とWヘッダーの練習試合を行った。遊撃手で身体能力の高さが評価される三輪拓未選手が2打席連続ホームランなど、2試合で9打数7安打8打点の活躍を見せた。

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長打力も

三輪拓未選手は178cmの遊撃手で、50m6.2秒の足と遠投100mの強肩の身体能力の高い内野手として注目されている。

この日の練習試合では2試合とも3番ショートで出場すると、第1試合では3回にタイムリーヒット、第3打席では左中間に上がった打球が風にのって勝ち越しの3ベースヒットとなった。

また第2試合には2打席連続ホームランを放ち、9回の2本目はレフトフェンス後方の防球ネットに突き刺さる当たりだった。「連発は人生で初めて」と話した。この打撃に、視察した横浜DeNAの稲嶺スカウトは「バッティングが良い。ヘッドを利かせることができる。腕を返してボールを飛ばす技術がある」と評価した。

常総学院は昨秋、就任した島田監督の元で、打線は水ものとしてホームランを狙わず、センター返しを心がける打撃を徹底しセンバツ出場を掴んだ。三輪選手も「センター返しが自分たちのバッティング。ランナーをためて、つないでビッグイニングをつくりたい」と話し、通算本塁打はまだ8本となっているが、センバツも含めて、長打力も注目されるようになるかもしれない。

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走攻守3拍子そろった遊撃手として1年時からベンチ入り。高校通算はコロナ下の影響もあり8本塁打だが、広角に打ち分ける打撃と50メートル6秒2、遠投100メートルの高い身体能力を生かした守備が売りだ。

 右に、左に打ち分けて4打数3安打2打点の活躍を見せた第1試合を視察したDeNAの稲嶺茂夫スカウトは「バッティングが良い。ヘッドを利かせることができる」と評し、日本ハムなどで投手として活躍した島田直也監督は(三輪の)ポテンシャルは高い。甲子園でもやってくれる」と期待を込めた。

3―3の同点に追いつき、なお2死二塁の場面での第3打席は、高々と左中間に上がった打球が右から左に吹く風に乗って勝ち越しの三塁打に。「ラッキーな結果でしたが、うまく球を(バットに)に乗せることが出来ました」。視察したDeNA・稲嶺スカウトは「腕を返してボールを飛ばす技術がある」と評価した。

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