センバツ出場が濃厚の常総学院が1月5日に始動した。小林芯汰投手、武田勇哉選手、大川慧投手などが注目される。
日本一
常総学院は昨年秋の関東大会で、1回戦の専大松戸を9-2、準々決勝の花咲徳栄を10-5で打ち勝ち、ベスト4入りをしてセンバツ出場当確ラインに入った。
特に打線が強力で、その4番に座った武田勇哉選手は右の大砲で、相手投手がどこに投げても落ち着いて弾き返すような安定した4番だった。プロも注目するが、「自分はまだ技術不足なところがあるので逆方向に逆らうことなく打つことを課題に持ってやっています」と話す。
またエースの小林芯汰投手は149キロの速球を投げ、こちらもプロ注目の投手だが「日本一が目標なのでそれに向かって頑張りたい」と話し、「自分の真っすぐを生かす変化球もしっかり操りたい」と語った。投手として活躍した島田直也監督も「高校生の中では体もできているし、腕を強く振ることができる」と評価する。小林投手は進学志望とも言われており、まずは高校野球でどのような結果を残すのかが注目される。
また、右腕の大川慧投手も注目される。兄は大川慈英投手で、2021年のセンバツで勢いのあるストレートを投げて注目され、現在は明治大で152キロの球を投げている。弟の慧投手は183cm84kgと兄よりも体が一回り大きい。しかし、中学時代に2度の右肘の手術をして外野手に転向したあと、常総学院に入ってから投手に復帰するなど順風満帆ではなかったが、最速145キロを記録し、変化球も習得して投球の幅を広げている。
「兄は自分で研究して、試して、悪いものは捨てるという感じ。完璧に近いと思っています」と話す。慧投手も習得した変化球をセンバツまでに試し、「絞られないように使い分けながら投げていきたい」と考えての投球をしていく。
センバツ出場校は1月26日に発表される。


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