春季高校野球四国大会で高知高・森木大智投手が登板し、150キロを連発する投球で好救援を見せた。この試合には9球団22人のスカウトが視察をしている。
5回1安打無失点
高知ｖｓ鳴門の試合は4回にお互いに2点を奪い合うなど3−2で高知がリードして迎えた5回、152キロ右腕の森木大智投手が登板した。いきなり2球目に150キロを記録すると、カーブやスライダー、カットで空振りを奪った。
その後も常時140キロ後半を投げ続け、150キロも5回記録した。9回までの5イニングを投げて許したヒットは1安打、6奪三振はすべて変化球によるものだった。森木投手は「何とかこの1点を守り切ろうということで気持ちが入った。入りがいちばん良かったと思います」と話し、150キロを3度記録した5回のピッチングに納得の表情だった。
この試合には9球団22人のスカウトが詰めかけ、ドラフト1位候補に入ってくると評価している。
○阪神・山本スカウト：「今年見た中で一番いい。球に力があり、制球力もある。小園とはタイプが違うが、12人に入ってくる」
○巨人・榑松スカウト統括：「真っすぐのスピードが出ますし、球が強い。速球が一番の魅力で曲がり球もいい。甲子園に出た小園や達に肩を並べる素材。」
○東北楽天・愛敬スカウトグループマネジャー：「ストレートに馬力がある。高校生トップクラスで12人の候補に入るだろう投手。将来性豊かで楽しみ。」
○横浜DeNA・吉見スカウト「小園君が柔ならこっちは剛です。力強いイメージ。真っすぐ狙いでも真っすぐで抑えていた。力がある。ポテンシャルもすごい。持っている力は一級品です。」
○オリックス・早川スカウト：「投げるごとにばらつきがなくなっている。ストライクゾーンに投げられるし、あちこちいかない。体を操れて身体能力も高い。」
浜口監督も「動画をスローで見ても、リリースの位置が以前より2コマぐらい前で離せるようになった」と進化を認める。春、夏に森木投手の力を見せつけ、ドラフトの目玉としての評価を確立させそうだ。
プロ9球団22人のスカウトが視察。阪神の山本宣史スカウトは「今年見た中で一番いい」と絶賛。楽天の愛敬尚史アマチュアスカウトグループマネジャーも「12人の（1位）候補に入るだろう投手」と高評価が並んだ。
▽楽天愛敬スカウトマネージャー ストレートに馬力がある。高校生トップクラスで（最上位の）12人の候補に入ってくる。将来性豊かで楽しみ。
▽巨人榑松スカウト統括 真っすぐのスピードが出ますし、球が強い。速球が一番の魅力で曲がり球もいい。甲子園に出た小園や（天理）達に肩を並べる素材。
▽DeNA吉見スカウト 小園君が柔なら、こっちは剛。力強い印象がある。ポテンシャルもすごい。持っている力は一級品です。
▽オリックス早川スカウト 投げるごとにばらつきがなくなっている。ストライクゾーンに投げられるし、あちこちいかない。体を操れて、身体能力も高い。
DeNA吉見スカウトは「（センバツに出場した市和歌山の）小園君が柔ならこっちは剛です。力強いイメージ。真っすぐ狙いでも真っすぐで抑えていた。力がある」と評価した。最速152キロの市和歌山・小園健太投手（3年）も今秋ドラフトの上位候補だ。甲子園に出場していない森木が双璧の実力を示した。
ネット裏にはプロ９球団のスカウトが視察。阪神の山本スカウトは「球に力があり、制球力もある。（市和歌山の）小園とはタイプが違うが、（ドラフト１位候補の）１２人に入ってくる」と、高評価した。
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