札幌新陽の146キロ右腕・細野龍之介投手は、昨年夏に、阪神にドラフト2位で指名された門別啓人投手と投げ合いを演じ、プロのスカウトが注目するようになった。
プロへの思い
中学時代は無名で、高校入学時の球速は125キロだった。そして1年秋の札幌静修戦で先発すると、1アウトも取れずに降板をしてしまう(試合は雨天ノーゲーム)。
それでも、プロ入りへの強い思いは入学時から持っていた。そしてその思いに到底及ばない現状に「このままじゃダメだ」と奮い立ち、食事トレーニングで朝は3杯、夜は6杯のご飯を食べ続けて2年春には体重が5kg増えると、球速は140キロ台まで伸びた。
そして、春季大会札幌ブロックで東海大札幌の門別啓人投手と0−2の投げ合いを演じると、夏も代表決定戦で門別投手と7回まで0−0の投手戦を演じ、0−3で敗れたものの、阪神がドラフト2位で指名する投手との投げ合いで、プロのスカウトが注目した。
最速は146キロまで伸ばした。しかし今年は春は恵庭南に敗れると、夏は石狩翔陽との初戦に敗れた。それでも「プロに行きたいという思いが変わることがなかった」とプロ志望届を提出した。
複数の球団から調査書が届いているという細野投手、ストレートを投げる時のフォームが素晴らしく、伸びのある球が魅力で、ドラフト会議での指名を期待したい。
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3季通じて道大会(夏は南北海道大会)未出場の高校からプロ入りを目指す逸材がいる。中学時代無名だった札幌新陽の細野龍之介投手(3年)は、最速146キロの直球を誇るドラフト候補に3年間で急成長。同校初の
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