夏の高校野球奈良大会では、プロ注目の奈良大付・岸本佑也選手が投手として智弁学園に立ち向かったが、4-5で敗れて甲子園にあと一歩届かなかった。
最速147キロ
この日は投手として先発し、最速147キロの速球で智弁学園に立ち向かったものの、2回にはライト線への飛球がライン際に落ち、一塁走者が一気にホームインして先制されると、3回は味方のエラーで、4回には自らの野選でピンチを招いて失点するなど、3回2/3で5安打4四死球5失点でマウンドを降りた。「3回は1個のエラーでガタッときた。」と話した。
その後はショートの守りについたが、打撃では4打数1安打2三振も、終盤に追い上げる場面もあったが、4-5とあと1点が届かなかった。
この日は5球団のスカウトが視察したが、
東北楽天・足立スカウト:「真っすぐに強さが出ていた。ショートとしても投手としても両方、魅力的」
巨人・柳館スカウト:「むしろ147キロを打ち返す智弁学園の打者も凄い」
と評価し、投手としても評価する声が聞かれた。
この夏は5試合で13打数2安打と打撃不振で1試合は出場もしなかった。打撃でのアピールがなかなかできずに悔しい大会となったが、「負けたばかりなので、まだ考えていないがプロ志望届は出すつもり」と話す。
個人的には強肩の遊撃手として注目していたが、この日はストレートを外角低めに突き刺す投球も見せて投手としても高校生の中では高いレベルにあると感じた。下位または育成での指名があると思う。プロで成長した姿を見せて、自慢の肩で観客を沸かせる選手になりたい。
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