ヤマハ・鈴木博志投手を阪神スカウト高評価

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デイリースポーツの虎が追うのコーナーで、来年のドラフトの目玉候補、ヤマハの鈴木博志投手が取り上げられ、阪神の熊野スカウトが高く評価していることが分かった。田中正義投手クラスの素材だという。

154キロ右腕

鈴木博志投手は磐田東高校からヤマハ入りすると、2年目となった今年はリリーフとして登板し、都市対抗予選の王子戦で154キロをマーク、都市対抗本選でも2試合で1イニングづつを投げて150キロ台を連発した。また日本選手権では2回戦のNTT西日本戦で先発すると、6回途中まで7つの四死球を与えるの、2安打1失点に抑え、チームの選手権制覇に貢献した。

その試合では先発にもかかわらず序盤から153キロを3回記録し、中盤まで常時150キロ前後を記録したという。ゆったりとしたフォームからの150キロでバッターは差し込まれてのファールが多く、鈴木投手も「腕の振りだけを意識して、リリースの瞬間だけに力を入れようと考えています。そのギャップが打ちにくいと言ってもらってました」と、ポイントを話した。

阪神スカウト評価

この鈴木投手は来年のドラフトの目玉候補の一人で、ドラフト1位指名は確実とみられている。阪神の熊野スカウトは「彼のポテンシャルは間違いない。直球の強さというのは大きな魅力」と話した。

まだコントロールに課題があり、今年の田中正義投手ほどの実績はないが、もし来年、先発として登板し、そして常時150キロの投球を見せ、四死球も1試合3つ程度に減らせば、田中正義投手クラスの評価になっていくかもしれない。

「来年が勝負という意識はありますけど、一歩ずつ自分の足元をしっかりと見てやっていきたい」と話した鈴木投手、5球団が指名重複した田中正義投手の評価に追いつくか注目したい。

2017年度-社会人のドラフト候補リスト

鈴木博、第2の正義 デイリースポーツ「虎が追う」 2016/12/13
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