都市対抗野球では、JR東日本の田嶋大樹投手が3試合連続の先発マウンドに上り、8回まで2失点と好投したものの、9回1アウトから同点に追いつかれ降板した。
2試合連続完封
JR東日本の田嶋大樹投手は今大会、1回戦の伏木海陸運送を9回1安打7奪三振で完封すると、2回戦の三菱重工名古屋戦でも、9回4安打8奪三振で完封で勝利を挙げていた。
この日の準々決勝の東芝戦も当たり前のように先発マウンドに上ると、テンポの良い投球で次々と抑えていく。4回、7回に失点をしたものの3-2のまま9回を迎える。しかし9回1アウト2塁の場面でタイムリーヒットを浴びて同点にされ、ここで降板した。
最速は144キロとやや疲れも見られたが、122球を投げての接戦だった。試合はタイブレークの末東芝が勝利、田嶋投手は「エースの仕事が最後までできなかったのが申し訳ない」と話した。
ドラフト1位間違いなし
150キロを超す速球を投げる先発左腕投手で、今大会も2試合で完封勝利を挙げるなど抜群の成績を残した。素質、実績共に十分、ドラフト1位で消えるのは間違いない。
この日は中日の松永編成部長が視察をし、「140キロ後半が出る左腕はなかなかいない。故障なく来ていることもいい」と評価した。秋まで故障が無ければ、1位指名で競合する可能性もあると思う。佐野日大時代に注目されてから社会人への道を選択して3年、順調に社会人NO.1左腕となり、ドラフト1位候補投手となった。
多くのドラフト候補選手を見てきたが、簡単な事ではない。ドラフト会議で笑顔の田嶋投手が見られるのを待つのみ。
視察した中日の松永幸男編成部部長は「140キロ後半が出る左腕はなかなかいない。故障なく来ていることもいい」と評価した。
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