社会人野球日本選手権では、三菱重工Westが西部ガスに0-5で敗れた。今年のドラフト候補として注目された竹田祐投手は登板せず、ルーキーで来年のドラフト候補となる152キロ右腕・西隼人投手も踏ん張りきれなかったが、来年へと向かう。
来年へ
この日はルーキーで152キロの速球を投げる西隼人投手が先発したものの、2回に4安打で3点を与えてしまう。その他のイニングはまずまずの投球だったが4回5安打3失点で降板し、「いい緊張感で準備できていたが、2回がもったいなかった」と悔やんだ。
関西学院大時代に152キロの速球を投げ、4年時にエースとして投げてプロからも注目されたが、ドラフト会議ではプロ志望届を提出したものの、名前は呼ばれずなかった。
三菱重工Westに進むも今年は故障に悩まされ、10月にようやく実戦に復帰すると、短時間で選手権1回戦の先発に抜擢されるなど力を見せたが、その期待の応える投球とはならなかった。
「1年目は何もチームの力になれなかった。この経験を次に生かさないといけない。社会人の2年間レベルアップし、来年の今頃はプロ野球選手になれるように頑張りたい」と話し、プロ入りに向けて来年はスタートから飛ばしてゆき、1年間しっかりと投げきって秋を迎えたい。
また、最速151キロ右腕で、今年のドラフト候補として注目された竹田祐投手は、昨年の日本選手権ではJFE西日本戦で完封勝利をしたり、ENEOS戦でも9回まで好投を見せるなど好投を見せたが、今年の登板はなかった。
複数球団から調査書が届いたものの、「春先は良かったが、だんだんと調子が落ちていった。投げ方が分からなくなり、厳しいかなと思っていた。やることはやってきたけど、1年間通して結果を残せるように考えてやっていかないといけない」と話す。
この日は西投手、そして同じくルーキーで来年のドラフト候補の鷲尾昂哉投手が共に打たれて初戦で敗退となってしまったが、「2人とも打たれてしまったが、いつも一緒に頑張ってきた仲間。また冬も一緒に練習してチームを勝たせられるようにやっていきたい」と話し、来年に視線を向けた。
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