明治大のプロ注目左腕・斉藤大将投手は、同じくプロ注目左腕の東大・宮台康平投手との対決をかろうじて制した。146キロを記録した速球で5回まではノーヒットに抑えたが、6回に4連打で2失点し降板した。
先に点を与えず
左横から146キロの速球を投げる斉藤投手も、宮台投手と同じく東京六大学のドラフト候補として注目されている。この日は先発し序盤は2死球とコントロールを乱したものの、その後は立ち直り5回まで東大打線をノーヒットに抑えた。
しかし味方打線が5点を奪ったあとの6回、先頭バッターから4連打を浴びて2失点し降板、5回0/3で4安打5奪三振2失点2死球の内容に、「もっとしっかりやらないと」と反省をした。
昨年まで主にリリーフとして登板をしており、先発して投げ切るスタミナの課題もあるだろう。しかしこの日はアストロズスカウトのスピードガンで146キロを記録し、まずは合格点という感じだろう。
プロのスカウトが高評価
プロのスカウトは左のサイドハンド投手として高く評価している。千葉ロッテ・永野チーフスカウトは「左のサイドで特殊なタイプ。能力は高い」と話した。
千葉ロッテは左のサイドスローとして、中後悠平投手を2011年のドラフト2位で指名したが、2015年に戦力外になった。中後投手は150キロを超す球を持つが制球難で、戦力になることができなかった。(現在はアメリカ・ダイヤモンドバックス参加で期待されている)。
斉藤投手はコントロールの課題はあまりなく、使えるサイドスロー投手といえる。先発の本格派タイプとしての評価は宮台投手の方が高いと思うが、リリーフとして即戦力としては斉藤投手の方が使えると思うだろう。まずは何とか1勝を挙げ、今年1年で実績を積み上げ、秋には堂々のプロ入りをしてほしい。
140キロ台の直球で押し五回まで無安打投球。六回に4連打で2点を失って降板したが、打線の援護にも助けられた。「開幕戦で負けるのを見たことがなかったので緊張した。もっとしっかりやらないと」と気を引き締め直していた。
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