東都リーグ1部では、亜細亜大の草加勝投手が国学院大を相手に、9回4安打7奪三振1失点の投球を見せ、福岡ソフトバンクの関東統括スカウトが評価した。
早い段階で消える
福岡ソフトバンクの宮田関東統括スカウトは草加勝投手について、「球の切れは先輩の青山よりある。もう少し筋肉がつけばどうなるか。ドラフトでは早い段階で消えるのでは」と話し、昨年に亜細亜大エースとして活躍し、埼玉西武に4位で指名され、1軍でリリーフとして活躍を見せた青山美夏人投手と比較した。
草加投手はこの日は、時折腕を下げてサイド気味に投げるなど変幻自在なスタイルを見せた。5回に2本の長打で先制点を与えたが、その後もストレートとカーブを織り交ぜうスタイルで9回を1失点に抑えた。「緩急をつけるのが自分のスタイル。ストレートを生かすためにどうすればいいか考えた」と話し、サイドからの投球については「目線を外すのが目的で、たまたま良い方向にいっているかな」と話した。
ドラフト会議に向けては「意識はしているけど、まずはチームの勝ちが優先」と話した。個人的には東洋大・細野投手や中央大・西舘投手、青学大・常広投手、国学院大・武内投手と比べると少しだけ下の位置で評価をしているが、大学生投手の獲得を目指す球団が多く、抽選にもなってくる今年のドラフト会議で、ハズレ1位から3位までの間で指名されるのではないかと思う。
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視察したソフトバンクの宮田善久関東地区統括スカウトは「球の切れは先輩の青山（美夏人、現西武）よりある。もう少し筋肉がつけばどうなるか。ドラフトでは早い段階で消える（指名される）のでは」と将来性も含めて称賛した。
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