今秋のドラフト候補で岐阜聖徳学園大の左腕・孫俊郎投手(4年=島田樟誠高)が8月14日、ナゴヤ球場で行われた中日2軍と東海地区大学野球連盟の練習試合に先発した。3イニングを6安打4失点ながら毎回3個の三振を奪い、大学通算63イニングで85三振という奪三振能力を存分に示した。バックネット裏には中日のスカウト陣が集結し、その潜在能力に熱い視線を送った。
毎回3奪三振、二軍打線から光る奪三振能力
孫俊郎投手は初回、1死一、二塁のピンチを招くと、森駿を空振り三振に仕留めて切り抜けた。その後は川上に左前適時打を許し、3回には山浅に2ランを浴びるなど3イニング6安打4失点と痛打も浴びたが、毎回3個ずつの三振を奪ってみせた。
真っすぐとスライダー、チェンジアップを軸に二軍打線から空振りを奪う投球に、本人も手応えをつかんだ様子だった。「真っすぐとスライダー、チェンジアップで三振が取れたのはよかったです」(中日スポーツ)と振り返った。試合は中日が5―1で勝利した。
中日スカウトが熱視線、近藤監督「伸びしろは十分」
孫投手の投球を、竜のスカウト陣はバックネット裏の記者席から熱心にチェックした。東海、北陸、近畿のスカウトをまとめる中日・熊崎エリアチーフは「リストアップはしています」(中日スポーツ)と語り、今後の動向を注視していく姿勢を示した。
孫投手を率いるのは、中日のスカウト時代に岩瀬仁紀さんを発掘した近藤真市監督だ。同じ左腕として、まな弟子の潜在能力に大きな期待を寄せている。
近藤監督は「基本的にスライダーがいいですし、三振が取れるピッチャー」(中日スポーツ)と孫投手の持ち味を挙げた。さらに球速についても、故障の影響や成長の遅れがなければ現在の140キロ前半よりも上がっていたとした上で、「伸びしろは十分。トレーニングをしっかり積んでいければもっと球速も出ていただろうし、体ももっと大きくなれる」と、さらなる成長の余地を強調した。
潜在能力の高さ、ドラフトへ向け更なる成長に期待
この日は痛打も浴びたものの、二軍のプロ打線を相手に毎回三振を奪ったことは、孫投手の奪三振能力の高さを裏付けるものとなった。球速がさらに伸び、体づくりが進めば、将来のプロ野球での活躍も期待できる素材だろう。恩師の下で潜在能力をどこまで引き出せるか、秋の投球が注目される。
【孫 俊郎】 プロフィール
- 所属:岐阜聖徳学園大学(4年)
- 出身:島田樟誠高
- ポジション:投手
- 投:左投
- 主な特徴や実績:真っすぐ、スライダー、チェンジアップを操る左腕で、大学通算63イニングで85三振を奪う奪三振能力が最大の武器。中日2軍との練習試合では3イニングで毎回3奪三振を記録した。現在の球速は140キロ前半ながら、近藤真市監督は「伸びしろは十分」と潜在能力の高さを高く評価しており、今後の成長次第でドラフト戦線での浮上が期待される。







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