NPBは12球団オーナー会議が行われ、来年度からファームに、ハヤテ223と新潟アルビレックスが参入することを承認した。ハヤテ223はウエスタン・リーグに、新潟アルビレックスはイースタン・リーグに加わる。
ウエスタン6球団、イースタン8球団に
現在はウエスタン・リーグが5球団、イースタン・リーグが7球団で行われているが、2球団の加入によりそれぞれ6球団と8球団となる。
ハヤテ223は東京に本社のある投資事業などを手掛けるハヤテグループのスポーツ事業で、市場規模も大きく、プロ野球の空白地でもあり、新幹線などのアクセスも良さや、市民からの球団誘致活動もあった静岡県を拠点に、チーム創立の活動を進めてきた。庵原球場を本拠地とする予定としており、WEBサイトでは早くもトライアウトを11月3日、4日に同球場で行うことを発表した。
新潟アルビレックスは、サッカーJ1のアルビレックス新潟の経営者などが発起人となり、2006年に野球のクラブチームが設立され、BCリーグに所属していたチームで、すでに10年以上に渡り本拠地や運営の実績がある。
この2球団はファームのみの参入となり、NPBも1軍の拡張については考えていないと話している。そのため、この2球団はドラフト会議などには参加せず、当面はチーム内で選手を自由に獲得し、他の12球団で戦力外となった選手を受け入れたり、地元を中心としたアマチュア野球選手を募集してチームづくりを行う。
1軍組織をもつ他球団に入るためには、NPBのドラフト会議の指名を受ける必要があり、基本的にはリーグで試合は行うものの、まだ別の組織という感じになる。しかし、ここで結果を残し、1軍でもできると評価された選手は、その年のドラフト会議の候補選手ともなるし、元NPBの選手であればそのまま移籍ということにもなる。選手にとって、プロ野球でやれるという実力を示す場となる。

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