仙台育英・佐藤世那投手が2試合連続完封、平沢大河選手と共に来年のドラフト候補

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 仙台育英の戦力が充実しているようだ。この日は2回戦で東北高校と激突し、エースの佐藤世那投手が2安打完封で勝利、2試合連続完封で勝ち上がった。

東北と4度対戦して無失点

 1回戦の仙台西戦で3安打11奪三振で完封した佐藤世那選手は、この日の強豪・東北高校を相手にも3安打しか許さずに2試合連続完封勝利を挙げた。実は昨年秋から東北高校戦では4度登板し、1点も失っていないという。「きょうも点を取られる気はしませんでした」と話した佐藤世那選手、自信があふれた投球を見せた。

 この日も最速は140km/hを越えた。三振は4つのみで3つの四死球を与えたが、打たせて取るピッチングで抑えていった。

 

戦力充実の仙台育英

 毎年プロ注目選手を出し、甲子園にも姿を見せる仙台育英だが、今年はやや寂しい1年だった。しかし来年はこの佐藤投手や野手で注目されている平沢大河選手などプロ注目選手がおり、1回戦では早くも中日のスカウトが視察に訪れていた。

 また東北高校も神宮シニアでジャイアンツカップ準優勝した4番で、東京ヤクルトジュニアでもプレーした石井昭仁選手が4番を打ち、こちらも期待される。

 今年は春は東陵、夏は利府が出場した宮城県の高校野球、来年は長く君臨してきた2強が黙っていなさそうだ。

 

 “東北キラー”の佐藤世が、2安打完封と圧巻のピッチングを披露した。「去年の秋から東北とは4度対戦して、1度も点を取られてないんです。きょうも点を取られる気はしませんでした」と最速140キロ超の直球を中心に組み立てて、凡打の山を築いた。

 1回戦の仙台西戦に続き、自身初となる2戦連続完封。「きょうも完投だろうと思っていた。肘と肩に少し疲れはあったけど、ボールは全然大丈夫でした」とまだまだ余力も十分だ。佐々木順一朗監督(54)も「よく粘ったと思う。2戦連続完封はすごいこと。いい自信にしてもらえれば」と背番号1の働きを絶賛した。

 平沢のバットが沈黙を破った。0-0で迎えた8回2死一塁で左打席に立つと、走者の青木玲磨(2年)に「(二塁に)走っていいよ」と合図を送る。2球目のど真ん中を見送って盗塁を成功させ、続く3球目をとらえた。「高めのカットボールを逆方向に思い通り打てた」と左前へ値千金の決勝打。来秋のドラフト候補が、視察に訪れた中日山本スカウトの前で勝負強さを見せつけた。


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